高所作業とハーネスのお話

2017年7月17日 17:46 comment(0) [高所作業]


みなさん、今年も暑い夏がやって来ました。

熱中症と戦いながらの作業は大変つらいですね。

頭が痛くなったり、手足が痙攣したら、即座に休憩をして水分、塩分を補給して下さいね。

自身の健康が一番です。


さて、一般に「高所作業」ってなんでしょう。って話はよくありますから、視点を変えたお話をします。
ハーネスの種類で見た「高所作業」のお話をします。

ハーネスと言っても各種有ります。

国内では安全帯の事を言いますが、大別すると
・胴ベルト型安全帯
・フルハーネス型安全帯
・のり面、斜面用安全帯
となります。

欧米では
・シットハーネス(産業用)
・セフティーベルト
・フォールアレストハーネス(産業用)
・ワークポジショニングハーネス(産業用、救助用)
となっています。

厳密に言えば、クラスやNFPA規格、林業用、電気工事用など各種有るのですが、それを記載すると大変な事になっちゃいますので省きます。

それぞれをどんな「高所作業」で使用するかなのですが、まず作業を分けて考えてみましょう。

A郡
ビルの屋上での作業
工場やスタジアムなどのキャットウォークでの作業
飛行機の羽の上での作業
組み足場の床の上での作業

B郡
柱上での作業
鉄塔上での作業
足場(ゴンドラ)の無いビルの壁面での作業
斜面、勾配のある屋根上での作業
はしごを使った作業


その相違点は次のような点でしょうか

A郡の高所作業は
・両手が塞がっていても墜落しない
・緊急時、人が容易に近づける

B郡の高所作業は
・両手を放すと墜落する
・なので、ロープやランヤードによる姿勢の保持が必要
・緊急時に容易に人が近づけない

若干、語弊があるかもしれませんが、大体はこんなところです。


では、どんな安全帯(ハーネス)が適しているでしょうか?

A郡は全ての安全帯で大丈夫でしょう
胴ベルト型は上半身に何もないので涼しく、動きを制限されません。
しかし転落した場合、人体には相当の衝撃を受ける事となります。
衝撃を減らす為にフルハーネス型安全帯を使用する選択は最良です。
緊急時の救助もスキルがあれば、容易かもしれません。

B郡で全ての安全帯を使用する事は。。。不可能ではありません。
ただし、非常に体の負担が大きいでしょう。

姿勢を維持する目的で作られている「ワークポジショニングハーネス」はB郡の作業において安全で快適です。
ただ、このタイプのハーネスは現時点で国内製は1〜2種類しかございません。

※この話はビミョーな問題がございますので、ここでは掲載いたしません m(_ _)m


近年、フルハーネス型安全帯の着用を、特別教育によって義務化する動きがございます。

大変良い事だと思います。が反面、現場ではまだまだ以下のような声も耳にします。

着用し辛い
重たい
身体が締め付けられる
高価

でも考えて下さい。「安全」より優先される理由にはなりえないのです。



面白い写真を撮りましたのでご披露致します。

時々弊社のアシスタントをお願いしている女性です。

身長150cm前後の小柄で華奢な方です。


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女性でも楽に作業が行えるハーネスと、それを有効に使えるスキルを学びたい方。

お気軽に弊社に

お問い合わせ

頂ければと思います。


ロープ高所作業「特別教育」+ワークショップの講習

2017年7月7日 22:57 comment(0) [高所作業]


蒸し暑くなり、災害が発生するほど雨が降りますね。
みなさん、備えは万全ですか?

自然災害には備える事しかできませんから
周りをよく見て準備しましょうね。


今回は世界でご活躍の大手メディア企業さまです。
昨年に続き2度目の開催です。

現在、国内で「高所作業」のカテゴリーにおいて、ちゃんと学んだ事を証明する手段がロープ高所作業「特別教育」位しか存在しないので、普段はロープアクセスを実施されない企業さまも受講されます。

そういった企業さまには、「特別教育」で求められるカリキュラムを習得していただいた上で、現場で活用できる様々なスキルを学んで頂いております。

2度目の開催ということもあり、実際に高所作業を経験された上でのフィードバックを兼ねたワークショップは大変充実した内容で、私の持っている知識や技術を真剣に学んでおられました。

ワークショップの概要は
○現場の実際の作業風景をみながら良い点、悪い点、改善策などをディスカッション。
○パラペットや天井キャットウォークなどでの自己確保しつつの進入方法。
○作業時の姿勢の取り方(精神的にも安心できる保持姿勢)。
○ロープを使った荷物の運搬方法。
○使ってみると意外に便利な資機材。
と、かなり濃い内容でした。

今回させて頂いたロープの講評です。

ロープワークと言っても大別すると3つに分かれます。
1)ロープアクセス技術
2)ロープによる自己確保、作業技術
3)ロープを使った運搬技術
それらの全てを高次元で求められるのがロープレスキューです。と。


受講されたみなさん、
大変お疲れ様でした。


墜落事故に思う事

2017年6月2日 16:43 comment(0) [高所作業]


みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
段々暑くなり、熱中症に気を配りながら作業する季節になりました。

水分、塩分、そして睡眠をしっかりと取って下さいね。

何事も、「健康が一番」です。


さて、先月末にまたまた墜落事故が発生いたしました。
その概要と、弊社の思うところを記載します。
(少し長くなります)

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現場状況
関東圏、7階建(高さ:約20m)
屋上端部(1m以下)通信設備の交換、点検作業、
胴ベルト型安全帯未装着(現場には持参)
作業責任者、作業員の2名での作業

被災状況
男性1名:30才代後半
2017年5月下旬 午前11:00頃、ビル屋上より墜落。
隣接ビル(4階建)との隙間に挟まりながら墜落したものと推測。
骨折(頭蓋、顎、腿、腰)、肺挫傷、顔面損傷、

再度徹底事項として
1)ビルでの危険な区画定義を再確認。
2)危険な高所では「無胴綱状態」にならない。
3)作業の前と後での安全品質の確認
・作業前ミーティング時に「事故の重大性」を十分認識して従事すること。
・人は「近道行動」を行いがちで、楽をする、ルールを守らないなどミスを起こしやすい。
・高所作業でのミスは致命的であり、自身のみならず家族までも不幸を招く結果となる。
との通達。

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一命は取り留めた様子ですが、非常に痛ましい限りです。
被災された方の回復と、社会復帰を願うばかりです。


では、このような事故はどうしたら防げるかを、今回の事故当事者に限らず全ての高所作業に携わる発注者、事業者、労働者を念頭に入れて考えてみることにします。

弊社の視点で捉えて記載しますので、賛否両論あると思います。
ただ、「二度と事故が起きないため」の一心からの視点ですので、これよりもっと良いお話がございましたら逆に御教授頂けると嬉しいです。

まず、従事者(被災者)です。
労働安全衛生法(以下、安衛法)第4条
労働者は、労働災害を防止するため必要な事項を守るほか、事業者その他の関係者が実施する労働災害の防止に関する措置に協力するように努めなければならない。

労働安全衛生規則(以下、安衛則)第520条
労働者は、第518条第2項及び第519条第2項の場合において、安全帯等の使用を命じられたときは、これを使用しなければならない。

とあります。

このような作業環境で作業を行えるスキルを有していたのでしょうか?
恐らく、高所作業は危険だし、ヘルメットや安全帯は必要だとの認識はあったのでしょう。
安全作業のルールも「元請」さんからの教育として受けていたでしょう。
ルールに従って作業前のミーティングも行いその取り決めに従って「注意」しながら作業を行っていたでしょう。
それでも墜落事故が発生しました。

それから、同行者さんです。
何故、注意しなかったのでしょうか?
もしも注意していたとすると、何故、それを聞き入れてもらえなかったのでしょうか?
同行者がいても、墜落事故は防げないと云うことになります。
(同行者の情報が有りません。被災者が責任者なのか作業者なのかも不明です)

次に事業者さんです。
元請さんから被災された方の勤め先までが該当します。

安衛法 第24条
事業者は、労働者の作業行動から生ずる労働災害を防止するため必要な措置を講じなければならない。

安衛法 第59条
事業者は、労働者を雇い入れたときは、当該労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、その従事する業務に関する安全又は衛生のための教育を行なわなければならない。
2)前項の規定は、労働者の作業内容を変更したときについて準用する。
3)事業者は、危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定めるものに労働者をつかせるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。

安衛則 第518条
事業者は、高さが2メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行なう場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。
2)事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

安衛則 第519条
事業者は、高さが2メートル以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆い等(以下この条において「囲い等」という。)を設けなければならない。
2)事業者は、前項の規定により、囲い等を設けることが著しく困難なとき又は作業の必要上臨時に囲い等を取りはずすときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

安衛則 第521条
事業者は、高さが二メートル以上の箇所で作業を行なう場合において、労働者に安全帯等を使用させるときは、安全帯等を安全に取り付けるための設備等を設けなければならない。
2)事業者は、労働者に安全帯等を使用させるときは、安全帯等及びその取付け設備等の異常の有無について、随時点検しなければならない。

とあります。

法解釈を上から当てはめると、
労働災害を防止するため必要な措置として、何を実施されたのでしょう?
そもそも、転落するような環境での作業である認識があったのでしょうか?
認識が無い訳はあり得ないので、有ったとすると教育したのでしょうか?
安全帯を持参していたので「渡し」てはいますが、「使用させる」ためにどんな措置をしたのでしょうか?
また、安全帯を取り付ける設備は事業者によって設置、点検を行わなければなりませんが、それ自体が実在しているのでしょうか?

***********************************

法律の部分はほぼ原文のままですので長くなりましたが、要するに労働者に対する安全のための措置を何も実施していないと言うことです。

事業者だけでなく、墜落した本人も。

厳しいことを書きますが、大手の企業であればある程、「的外れ」な対策を実際の従事者に強いています。

いつまで経っても、事故を起こしています。

特に「安全担当者」と呼ばれる多くの「偉い方」は、実際の現場を見ていません。やっていません。
(見てはいますが、観察と云うか考えながら視ていないと云うか。。。)
実際、やってみなきゃ解んないですよね。


私は講習の中で、こんな事をみなさんに伝えています。
「百聞は一見にしかず。」その先に「千見は一技にかなわず」と。
造語ですが解りますよね。


今回の事故後の通達文を見ても
「再確認」「認識」「無胴綱の禁止」「再徹底」などと謳われていますが、
具体的に「こんな対策」を「このようにして実施しよう」。
実施方法は「これ」を使用して「このように実行」すれば墜落しないよ。
と示されていませんよね。

はっきり言って「愚の骨頂」です。


ムッと来た方、それは「図星」だからです。
それを認めない限り不幸な事故は続きます。
なぜなら、「改めない」から。。。

***********************************

結論として、「どうすれば防げるか」です。


一番難しいところですが、はっきり書きます。

1)高所作業はプロが作業に従事すること。

まさにその通りです。
・絶対に墜落しないと言えるのがプロです。
・墜落しない「技」を持っていて、それをいつも実行しているのがプロです。
・この仕事で「飯を食ってる」のがプロです。
・事業者の不備を補えるのがプロです。

とは言え、プロは非常に少なく限られています。

ですから、しっかりと「教育」「訓練」「練習」をして「経験」させて正しい判断の出来る「プロ」を育てなければなりません。
当然、その経費も掛かるでしょう。

(墜落事故が発生した場合の費用と「教育・訓練」にかかる費用はどちらが安いでしょうか?)


2)リスクの対処に適切な費用を掛ける、払う

作業従事者は特攻隊の隊員じゃありません。
日本人は真面目ですから「この仕事」を与えられたらやるでしょう。
だから事故のリスクを過小評価して「前回大丈夫だったから今回も大丈夫。」と現場で事故を起こします。
しかし、プロなら「こんな対策で防げるよ」「こんな機材があれば落ちないよ」と正しいリスクを見積もれます。
それを誰かに「阻まれる」事があってはなりません。
現在、それがまかり通っていますがそんな時代は終わっています。


3)何があっても自己責任で高所作業に従事する。

先に挙げたものに関連しますが、現場のルールは現場で作り現場で守る事。
現場でよく「この現場では該当しない」とか「計画書に書かれていない」とかの声を耳にします。
指示が有るか無いかは関係ないと思います。
自身と仲間の命を「危険に晒さない」事は現場のプロに任せて実行させればよいのです。
現場を知らない者の指示に囚われていれば、正しい判断に基づく行動が出来ません。

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と、長くなりましたが
具体的な「墜落の防止方法」「安全な高所作業」「救助の方法」などございましたら
お気軽にお問い合わせ下さい。

宜しくお願い致します。


レストレイン(転落防止)



ロープ高所作業の特別教育を開催して思うこと。

2016年9月8日 19:07 comment(0) [高所作業]


みなさん、お変わりないですか?

今年の天候はおかしいですね。
雨が降るとなると、災害が起きるほど降り、
全国にいる知人が心配で。。。

消防官や自衛官の方々には、本当に頭が下がります。



既に何度も「ロープ高所作業」特別教育を開催しています。

さまざまな情報が輻輳していて、まったく「妙」な質問を
頂いたりする事もございますが、受講されるみなさんは
とてもまじめに講義を受けて下さいます。

講習時には弊社オリジナルのテキストで学んで頂いていますが、
厚生労働省が発行した事業者向けの

「ロープ高所作業」での危険防止のため労働安全衛生規則を改正します



も添付資料としてお配りしています。

それは簡潔で解り易いからなのですが、へんてこな部分も有るからです。

挿絵を観察すると欧米の方から笑われてしまいそうですが、これが国内の現状なのです。

「みなさん、どこが変ですか?」って講習会の時に訪ねています(笑)



弊社の講習会ではこれに記載している
・身体保持器具
・安全帯
・接続器具
・メインロープ
・ライフライン
と云う機材に「墜落防止器具」を追加して学んで頂いております。

(リトラクタ型墜落阻止器具と云う記載もありますが、特定の商品を示してしまいそうで。。。)

各業界のテキストを取り寄せて拝見させて頂くと危なっかしくて
欧米との違いを理解して頂かないと本当の「ロープ高所作業」の安全はあり得ないと思うんです。


弊社は
メーカーではありませんから、「この機材じゃなきゃダメ!」なんて言いません。
どこの団体にも属していないので、「こうしなさい!それはダメ!とも言いません。

受講生の皆さんの、用意できる資機材で出来得る限りの安全対策を習得して頂いております。
(ちゃんと最新の機材もスキルも知識も習得して頂いています)



さて、

この改正省令では「ライフライン」と呼んでいる「命綱」。

欧米では「ビレイ(Belay)」と言います。
人をロープで確保すると云う意味で、登山をする人は必ずこう言います。

産業用ロープアクセスにおいては、作業中は常にアクティブでなければなりません。

では、どんな方法があるでしょう。

1)Truth Belay
2)Self Belay
3)Conditional Belay
4)Conditional Self Belay

これを明確に出来る指導者は数える程なのですが、弊社の講習会では説明をしています。

何が言いたいかと云うと「手を放しても墜落する事の無い下降器具」は(4)を兼ねている。
と言えますよね。

言い換えれば「手を放すと墜落する下降器具」でも(4)を施せば墜落する危険を排除できると言うことです。

受講生さんの中には、さすがに「シャックルで下降」はしていないものの、エイト環やその手の下降器具を「愛用」されている方にとって、具体的な(4)の工法を教えますと大変喜ばれます。



次は「大きな問題」、

改正省令の求める強度について、二つの問題があります。

1)「十分な強度を有するもの」として
例:コネクタ・・・11.5kNの引張荷重を掛けた場合でも破断しない。

と条文に記載されていますが、国内製品に破断強度の記載がありません。
(最近は強度表示がされている製品が出回っていますが信頼度が。。。)

国内では使用制限荷重(W.L.L)や安全使用荷重(S.W.L)の表示で破断強度ではないんです。

法解釈上
厳密に言えば、破断強度が解らない国産の資機材は使用出来ない事になります。


2)グリップ、ディセンダー・・・11.5kNの引張荷重を掛けた場合でもメインロープの損傷等により保持機能を失わないもの。

と条文に記載されていますが、欧米の産業用ロープアクセスで使用するハンドアッセンダー等は、3〜7kNでメインロープを食い千切ったり本体が破損する可能性があるデータがあります。
それは脆いわけではなくて、人1人(レスキュー時は2人)の荷重程度で耐えれば良いし、本来、衝撃荷重が加わる使い方をしないから何の問題も無いわけです。

この強度の数字は、たぶん国産の三つ打ちロープ用のロープグラブの強度を参考にあてがわれたのでしょう。

法解釈上
厳密に言えば、欧米のチェストアッセンダー、ハンドアッセンダーは使用出来ない事になります。


などなど、??の事が沢山ある「ロープ高所作業」特別教育ですが、
素晴らしい知識やスキルを持った指導者もいらっしゃいます。

みなさん、良い教育機関で学ばれることをお勧めいたします。

追伸
消防関係者の方から多くのお問い合せを頂いております。
一般の建設業とは一線を画した「スペシャル」な講習を致しますので、お気軽に

お問い合わせ

さい。

ロープ高所作業「のり面作業」向け現地講習

2016年7月12日 20:30 comment(0) [高所作業]


暑いのに雨、雨、雨。。。

うっとおしい天気がつづきますね。

先日、島根県の某地区でのり面作業員さん向けのロープ高所作業を開催いたしました。

通常は企業様単位であったり、企業様とその関連会社様での開催ですが、この度はその地区の建設業組合様での各社合同での開催でした。

大人数となると講習の「質」が低下しますので、2日に分けて開催させて頂きました。

天気が心配されていましたが、パラリとされた程度で大したこともなく、
大変充実した講習会でした。

受講生の皆さんは、私より遥かに「先輩」が多いにもかかわらず、熱心に学ばれました。

本当におつかれさまでした。


みなさんに
・楽しかったよ
・ためになったよ
とのお言葉をたくさん頂戴いたしました。嬉しい限りです。

この場を借りて、感謝を申し上げます。


講習風景の画像を掲載したいのですが、HOSTのP/Cに繋がらなくて。。。

こちらで載せています。

OnsightSystemInc. - Facebook



みなさん、こちらも宜しくお願い致しますね。


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ロープ高所作業 みなさんの現場で開催します!

2016年3月26日 22:59 comment(0) [高所作業]


みなさん、春がきました!

この時期は、別れや出会いの季節です。
新しい出会いに「ワクワク」しますね。


本年から、ロープ高所作業「特別教育」の講習を開催致しておりますが、

各界から様々な問い合せにバタバタ致しております。

お問い合せ下さったみなさま、この場を借りて心より御礼申し上げます。


今年に入って、様子見のお客さまから、具体的な問い合せを頂くようになりました。

中でも、「現場で開催して頂けないか?」と多く尋ねられます。

そりゃ、受講される方の交通費や滞在費って結構高く付きますものね。


そこで わたくし、考えました。

この事務所へみなさんにお越し頂くのがベストなのですが、
実際の業務をされている現場の方が良ければ「現場に行きます。」

ロープアクセス系でも、のり面作業系でもお任せください。

当然のことですが、産業用です。
弊社は10年以上の実績がございます。

資機材を持って、車で直接みなさんの現場まで行って特別教育を行います!


座学4時間以上、実技3時間以上の規程が有るので、仮設ハウス等が必要です。


費用に関しましては原則として、お見積りさせて頂かなくては正確には出ませんが、

・出張講習として、受講人数が4名様より開催致します。

・4名〜7名、8名〜11名、12名〜15名、16名〜で移動費用や滞在費用等を割り引きます。

・出張エリアは中・四国、九州と近畿地方の一部。(ご相談ください。)


移動費用とは
・高速道路代金:普通車通常料金
・車両代金  :距離に比例した弊社規程料金

滞在費用とは
・現場近隣の標準的なビジネスホテル1泊2食付の料金




恐らく、各地を飛び回る事となるでしょう。

なるべく近隣地域で開講させて頂きたいと思いますので、
日程の調整ために、余裕を持った日付でお問い合わせ頂くと、大変うれしいです。


ロープ高所作業「特別教育」に関する施行期日が
平成28年7月1日からとなっており、直前では込み合う可能性がございます。

早めの

お問い合せ

を宜しくお願い申し上げます。


Facebook

もございます。


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ロープ高所作業「特別教育」修了者の感想

2016年3月1日 17:35 comment(0) [高所作業]


早めの投稿になります。

広島の名残り雪にしては結構積もりました。
ちょっとびっくりです(^O^)

先日、急遽第2回ロープ高所作業「特別教育」を開催いたしました。

今回は、ビルクリーニングの方、ロープ救助の先生、消防の隊長の方が受講されました。

業界では著名な方です。


一つ前のコラムに掲載しているお客さまで、当社をお選びくださった方の感想は、

「確かな講習でした」
「建設現場の事、良く分かっておられますね」
「新しい資機材は慣れれば安全ですね。買おうかなぁ」
「ホントじゃ、ブランコの取り方が違うんですね」
「エイト環下降途中に手を放しても墜落しない方法が有るんですね」
とのお喜びの言葉を頂戴いたしました。
最後に
「みんなに自信を持って勧めます」と。

大変ありがたいことです。


ロープ救助の先生と消防の隊長さんは、安衛法の改正による「特別教育」が業界にどのような影響が有るのかをご思案されているタイミングで声を掛けて頂いて開催予定に乗られました。

釈迦に説法的な部分もございましたが、講習内容には、

「建設業界での労働災害に対する取り組みが分かりました」
「クリーニング業界、建設業界の現状の技術が分かりました」
「今回の法整備に至る経緯がよく分かりました」
「ロープアクセス系の正しい考え方は消防には無いので勉強になりました」
「海外で学んだ知識が良く咀嚼されていて大変解り易かったです」
「そのやり方、良いっすね」
とのお言葉を頂きました。

非常に嬉しいお言葉です。

そんな話をしながら、他の機関が発行している本件の講習テキストをみんなで複数冊比較して確認しましたが、

当社のテキストと指導内容の方が「よりためになる」と全会一致
(社交辞令ではなさそうでした(笑))

そりゃそうですよ。この講習に特化したものを1から作ったんですから。。。



ロープ高所作業に関しては消防の方も色々とご検討されているようです。
この1週間で北から南からと、四署の方とお話をいたしました。

出来る限りお手伝いさせて頂きますので、
お気軽に

お問い合せ

下さい。

何卒、宜しくお願い申し上げます。


ロープ高所作業「特別教育」講師の派遣

2016年2月26日 13:14 comment(0) [高所作業]


まだまだ寒い日が続きます。
体調を崩し易い時期ですから十分な休養を取りましょうね。

各方面からロープ高所作業「特別教育」のお問い合わせをいただいております。

とてもありがたいことです。
心より御礼申し上げます。

業界内でもロープを安全で確実に扱えるスキルをお持ちの方は少ないのですが、当社が認める方もいらっしゃいます。

その方々のご協力とご支援を頂いて弊社の実施している
ロープ高所作業「特別教育」の出張講習を西日本各地で受講できるように進めております。

出張教育は、
・ロープ高所作業「特別教育」の全過程の講習
・上記全過程に加えワークショップ(勉強会)の追加講習
・既に学科のみの特別教育の講習機関への実技追加の支援
・既に学科のみ受講済み企業様への実技講習
・「特別教育」修了者へのワークショップ

など、様々なニーズに対応させて頂きます。

お気軽に

お問い合せ

下さいませ。

現在、当社のHPの「講習日程の確認」をリニューアルしております。
皆様にはご迷惑をお掛け致しており、誠に申し訳ございません。


第2回 ロープ高所作業 「特別教育」講習開催

2016年2月17日 20:00 comment(0) [高所作業]


みなさん、寒くなったり暖かくなったりで体調を崩されていませんか?
巷ではインフルエンザが流行っています。
油断なさらないで下さいね。

誠に急ですが2016/02/27(土)に急遽ロープ高所作業の「特別教育」講習を開催いたします。
定員に達し次第締め切ります。早い者勝ちで申し訳ありません。
3月は年度末ですから予定が立ちません。m(_ _)m


先日こんな事がありました。
悲しい、悔しい、憤り。。。。
複雑な思いとともに、頑張らねばと!

当社が全国に先駆けて今年から提供させて頂いている「ロープ高所作業 特別教育」に関してのお話です。

以前お問い合せを頂いておりましたお客様へ、日程と追加人数の確認をさせて頂きましたところ、思いもよらないお話が。。。

電話の応対から察しても尊敬出来る方で、ポジティブながら慎重さを感じる、
「この方と一緒に仕事したいな」と思えるお客様です。

問い合せの時に、受講人数は多い方が楽しいですし費用も検討致します。とお伝えしておりましたので、同業の方にお声を掛けて下さいました。

大変ありがたい事です。

ところが、返った返答が、
・そこの講習は大丈夫?
・クレーン学校みたいな認定あるの?
との事で。。。

人数は変わりません。と。

その発言の方には他意もなく、不安の気持ちからの事でしょう。
しかし、お問い合せ下さったお客様に対して申し訳ない気持ちや
まだまだ力不足の悲しさ、複雑な気持ちになりました。

ん〜

改定されたばかりの安衛則で正確な情報が少ない事と、既得権益の維持のための不確かな情報ながれているようです。


ですから、当社を選んで下さったお客様の為にも正しい情報を伝えておきます!

ロープ高所作業の「特別教育」には、
・特別教育規程第23条に定める学科教育及び実技教育により行うこと。
・講師についての資格要件は定めていない。
・教育科目について十分な知識、経験を有する者でなければならない。

当社は、念の為に講習の開催確認を「労働基準監督署」に取っております。
(2016/01/05)

要件が整えば、自社内での教育でも構いません。

では、当社についてです、

・建設現場で土木工事や電気通信工事、鉄塔建設などの経験が20年以上あります。
・様々な建設業関連の資格、職長教育、施工管理士などを有しています。
・欧米のフルボディハーネスの導入は10年以上あります。
・ロープアクセス技術から、タワー、ストラクチュア、マウンテンのレスキュー技術を、国内のみならず、USAやNZ等の海外でも学んでいます。
・その技術を実際の現場で活用し、常にフィードバックを繰り返しています。
・学んだ知識や技術を体系的に組み直し、「高度高所作業技術訓練」として一般からレスキューまで指導しています。
・世界安全機構(WSO)公認の応急救護プログラム「MEDIC First Aid」のMFA JAPAN公認トレーニングセンターとして、応急手当ての訓練を提供しています。


ハッキリ申し上げますが、建設業界でロープや安全に関して当社を超える会社は国内には存在しません。

今後、建設系の資格習得の認定機関でもこの特別教育が開催されると思います。
業界内でも賛否のある特別教育ですが、国で定められたからには守らねばなりません。受講しておく必要があるのです。

当社より優れた訓練機関はありますが、
そんなに多くはないでしょう。

ここまで読まれた方ならわかりますよね。
(先のお客様の名誉が保たれましたかね?)


ご拝読下さり、誠にありがとうございました。
m(_ _)m


ロープ高所作業 特別教育コース開催

2016年1月8日 20:45 comment(0) [高所作業]


年が明けて1週間が経ちましたので、すっかり正月気分は抜けましたか?
みなさん、今年も宜しくお願い致します。

今年は雪が少なく暖かいですね。
私は、今シーズンの初雪を今日鉄塔上で見ました。


先日からコラムにも掲載させて頂いております「ロープ高所作業」に関して、
さまざまな団体で動きがあるようです。

弊社も検討を重ねておりまして、昨年末にロープ高所作業「特別教育コース」のテキストが完成いたしました。

全国に先駆けて、2016年1月5日に第一回の「特別教育コース」を開催いたしました。
旧知の仲の鳶企業さまに「トライアル」でのご提供です。

その際の内容を御紹介させて頂こうと思います。


法令改正の概要

・労働安全衛生規則(以下、安衛則)第36条(危険又は有害な業務)に「ロープ高所作業」が加えられました。

・労働安全衛生法(以下、安衛法)第59条(安全又は衛生のための教育)によって「特別な教育」を行わなければなりません。

・ロープ高所作業に係る特別教育、第23条では以下の科目について掲げる時間以上行うものとする。

学科
 @ロープ高所作業に関する知識・・・・・1時間
 Aメインロープ等に関する知識・・・・・1時間
 B労働災害の防止に関する知識・・・・・1時間
 C関係法令・・・・・・・・・・・・・・1時間
実技
 Dロープ高所作業の方法・・・・・・・・2時間
 Eメインロープ等の点検・・・・・・・・1時間

・特別教育の講師については資格要件を定めていないが、教育科目について十分な知識、経験を有する者でなければならない。

詳しくは厚生労働省のwebでご確認ください。

ロープ高所作業について、改正労働安全衛生規則が施行されます。




弊社の「特別教育コース」の概要

今回は7名の受講で、みなさん鉄塔・橋梁の鳶職人さんです。
全員顔見知りの方でした。

受講生テキストは概ね60項。先ずはイントロダクション。

建設業界での現状や普段のみなさんの業務から事故発生のビデオ鑑賞。

○みなさん、目を覆いながらビデオをみました。


学科@
ロープ高所作業のメリット、デメリット、活用事例をディスカッション形式で。

学科A
ロープアクセスで現在主流となるロープの種類、構造、特徴。
伸び率の違いと併せて、欧州vs米国のロープの違いを少し。
荷重のはなし。
古くからある機材から最新の機材まで、メーカーを問わず手に取って学習。
プーリー、リギングプレートなど、特殊な機材の紹介。

学科B
リスクアセスメントやTBM-KY(危険予知活動)による労働災害の防止ツールのディスカッション。
オペレーショナルセーフガードの発想。
高所作業の安全三原則と弊社独自の「Never use Safety ZERO」という概念。

学科C
安衛法、安衛則、ロープ高所作業に係る特別教育。
英国HSE2005高所作業規則の紹介。

実技D
ノットワーク、ロープワーク、アンカーワーク。
安全帯(フルボディーハーネス)の特徴と、正しい着用方法。
自己確保の方法(トラベリングセルフビレイ)。
実際の機材を使用しての登高、下降。
機材無しの登高、下降(プルージックコード)。

実技E
製品取扱説明書による点検、保管、管理と記録。
ロープや資機材の一般的な使用上の注意事項。


講習風景はこんな感じです。

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講習では以下のことに十分な対策が必要でしょう。

・法で決められた内容は、自由度が広い。裏を返せば「曖昧?」と感じる。
・ノットやアンカーといった大変重要な部分の追加が必要。
・業界内で御周知のように、訓練時間が大変少ない。
・再訓練や追加でのワークショップが必要。

一応全てに対策が出来ていましたので、みなさん充実した時間を過ごされました。


高所作業の分野では、これから求められる「特別教育」であることは間違いありません。

早い段階で訓練を受けておくことは、競合他社との大きなアドバンテージとなるでしょう。

弊社のWEBサイトをご覧のお客さまには少しでも早く学んで頂いて、安全な作業を行って頂きたいと思います。


パンフレットです。

rope-T.pdf

バウラインとフィギュアエイトのノット

2015年10月11日 19:01 comment(0) [高所作業]


いよいよ「秋」本番となりましたね。
食べる物が美味しい季節です。

ロープを扱う業界では、たくさんの結び方が存在します。
どの結び方を選択するかは、実施する人によって違ってきますが、
どんな条件で判断し選択しているのでしょうか?

○ロープ
・材質
・構造
・伸び率
・太さ
・しなやかさ

○目的・用途
・対象物の結着性
・対象物の想定重量
・「足」の長さ(結び目の出幅)
・分岐や枝の有無と負荷方向

○その他
・アクシデント時の衝撃
・結索の速さ、容易さ、
・絶対に「解けない」安全性

と云った処でしょうか。


習得しているスキルによって
・フィギュアエイト系
・バウライン系
に分かれると思いますが、みなさんは主にどちらを選択されますか?

一般的にはフィギュアエイト系の結びが多いでしょうかね。
私は、基本的にバウライン系です。

どちらが良い・悪いとかじゃなくて。。。
私は、どちらでも良いと思っています。

それぞれに歴史があり、メリットとデメリットがあります。

何がどう違うのか、ちょっと整理してみましょう。

まず、フィギュアエイト系
○メリット
・シンプルで間違いが少ない
・リング荷重でも解けない
・比較的に結び目が小さい

●デメリット
・高負荷が加わると解け難い
・最初に結び目を作る必要がある

次にバウライン系
○メリット
・高負荷が加わっても解け易い
・後から結び目を作れる
・色々なバリエーションがある

●デメリット
・シンプルではあるが、バリエーションが多く間違えやすい
・リング荷重が加わると解ける可能性が有る
 (だから末端処理が必要になります)

意味が「ちんぷんかんぷん」の方はバウライン系の結び方を極めて頂きたいと思います。


比較すると見えてくるのは、メリットとデメリットが相反していますね。
でも冷静に考えると分かりますが、フィギュアエイト系のデメリットは
補う方法がありません。
バウライン系のデメリットは訓練や知識によって補うことが出来ます。

ご承知のようにバウライン(Bow Line)とは俗に「もやい結び」のことで
船首(Bow)のロープ(Line)の意味で「大航海時代」からある言葉です。

当時のロープは「三つ打ち」なので解ける心配はありませんでした。
現在でも船舶の業界ではそのまんまです。
(ダブルブレードやカーンマントルのロープでもそのまんまなので怖いですが。。。)

我々が思うに、皆さんが知っているバウラインは「未完成状態」の結びのままだと。。。
(未完成ならば解けて当然ですよね。)


私が皆さんに伝えたい事は、用途に合わせて最も適した結び方を選択しましょう。
ということです。

確かに、フィギュアエイト系だけでも「何とかなる」かもしれませんが、
それでは高いスキルが身に付きませんし、国際的なロープアクセススキルとは
呼ばれない気がしませんか?

当社が学んでいる

「Ropes that RESCUE」

のReed Thorne先生はこんな事を教えて下さいました。


イメージ

※加筆 (Oct/13/2015)
当社のノットアカデミー(KnotAcademy)コースでは殆どのノットを
用途や強度、利点・欠点も合わせて習得して頂けるコースです。
(ここまで詳しい「結び」のコースは国内にはございません)



柱上作業の完成型

2015年9月3日 16:20 comment(0) [高所作業]


おそらく、この方法が柱上作業の辿りつく
「墜落防止策」の完成型となるでしょう。

考えれば、他にも有りはしますが、

とにかく「安上がり」。

大げさかもしれませんが、当社はこれを広めるために存在すると言っても
過言ではない気が致します。


バーチカルロープアクセス技術 「柱上作業」



警告!
「見ヨウ見マネ」ですと、最悪の場合死亡災害になります。指導を受けて下さい。

ロープ高所作業(2)

2015年8月25日 15:50 comment(0) [高所作業]


素早い投稿です。とても大切な案件だと思いましたので
早くにお知らせをしておきたいと思いました。

前回のコラムで少し触れましたが厚生労働省労働基準局から
平成27年8月5日付で労働安全衛生規則の一部を改正する省令
(平成27年厚生労働省令大129号 以下「改正省令」)が
公布され、一部を除いて平成28年1月1日から施行されることになりました。

詳細は、前回のコラムのリンクを見て頂ければお解り頂けると思います。

ロープを使っての「高所作業」が有る意味で市民権を得たような出来事なのですが、
当社が感じる「あれれ?」な部分も有るので、客観的に整理してみようと思います。

******************************

先ずはメリット

○ロープにぶら下がる作業が普通の建設現場でも受け入れられ「易く」なる。

・未だに、初めてのお客様からロープや資機材の説明を求められることがあります。
 丁寧に説明し、カタログや製品データを提出するのですが、
 「未知の技術」に懐疑的な目で見られる。と云うか「入場禁止」って事も。。。
・安衛則は現場責任者の全員が知っている規則なので、この改正によって
 周知される事は大変うれしいことです。
(「ロープ高所作業」と云う言葉が「錦の御旗」になりますように(笑))


○国内でも「ワープポジショニング」な必要性が求められてくる。

・近年「フルハーネス」と称して「フォールアレスト」タイプのハーネスが
 普及してきましたが、やはり「ぶら下がる事」はできません。「法面傾斜用安全帯」
 もありますが、諸外国の「ワークポジショニングハーネス」と比べると機能が違います。


○同じく、ロープによる「フォールアレスト」による安全性が認識される。

・実は「ロープに吊られている」という事は、手を放そうが、足が滑ろうが、
 絶対に落ちません。アンカーやハーネスに加わる荷重は「自重程度〜多くても3倍」。
・適切な機材を用いれば「転落出来ない」という安全性が認められるでしょう


○国産の資機材が開発・販売されるようになる。

・ここぞとばかりに出てきますよ。「安くて良い商品」が。日本ですから。
・私自身、「こんな機材欲しい」ってのを幾つも考えています。
(実現したい物ありますので、「メーカーさん」連絡くださ〜い(^o^))


○「特別教育」の必要がある「対象」として扱われる。

・従来の「安全帯」は作業現場で着用義務があるから着用しているケースが多く、
 フックを使用した事がない作業員も居ますが、ロープ高所作業は必ずロープに
 ぶら下がる訳ですから最低限の知識が無ければ仕事になりません。
 周知する良い機会が増えますね。


○半日〜2・3日の短期の簡易な作業に「非現実的」な足場を設けなくて良い。
・この部分は微妙な問題がありますから当社のコメントではなく、厚労省の
 コメントを引用させて頂きます。

 「作業床を設けることが困難なところ」とは、目的とする作業の種類、場所、
 時間等からみて、足場を設けることが現実的に著しく離反している場合等における
 作業箇所をいい、単なる費用の増加によるもの等はこれにあたらないこと。

 とのパブリックコメントが出ております。

******************************

では、デメリット

●機材の氾濫

・日本は「ジャパンスタンダード」的な、開発メーカーの試行錯誤のよって
 世の中に「素晴らしい」商品を生み出す独特の文化があります。
 ただ、「CE」「UL」に並ぶ製品の安全性を審査する「独立機関」がありませんよね。
 様々な利害関係や変な外圧に屈しない「完全に独立した認証機関」が出来た上で
 素晴らしい製品が出来ると良いと思います。

・製品を作る場合必ず「ある部分が秀でている」物でなければ売れませんが、
 その製品のどこかの部分は「何かが犠牲」になっているでしょう。
 それは「手間」「強度」「質量」。。。それらは使用者や目的によって
 真逆の場合が考えれれます。

・ケアレスミスやヒューマンエラーの発生=重篤な事故ですから、
 それを「防止する」ことが犠牲にされていない製品を扱いたいものです。


●「特別教育」

・日本はいろんな意味で「お墨付き」に弱く、真偽を「自己責任で判断」する事に
 不得意なお国柄です。その事から「特別教育」を受講していれば「大丈夫」
 みたいになると思います。が、当社の講習プログラムから考えても今回の
 「特別教育」に関する科目内容は少なすぎて非常に危険な感じがします。

・経験者であれば、捕捉を補うのには良いかもしれませんが、未経験者を
 この時間で「満足なレベル」に到達させることは。。。不可能でしょう。

・その上で、「特別教育」の受講履歴が資格のごとき扱いを受けるような事に
 なると、、、なんだか良くない気がします。


●「救助技術」

・ロープアクセス技術のカテゴリーでは多かれ少なかれ「救助技術」も学びますが、
 上記の特別教育の内容には「救助」が含まれておりません。という事は
 何かあった場合、正しい知識、技術や手順で救助を行う事が出来ないです。

・なので、より高い技術での「困難な救助」が消防等の「救助隊」に求められる
 こととなりそうです。


●「経過措置」

・ロープアクセスの技術において、IRATA、SPRAT、当社などはいずれも
 メインロープ、ビレイロープの2系統で作業を行います。これはメインロープの
 システムに重大な問題が発生した場合の「保険」的な役割だと考えています。

・上記機関の訓練では、ビレイロープ(今回のライフラインに該当)をいかに
 有効な「状態を維持し続けるか」を学ぶといっても過言ではありません。

・ビレイロープを「保険」と云ったのは、これまで数多くの作業を行ってきて、
 実際には一度もお世話になったことはありませんが、準備していなかったことも
 ありません。

・なので「経過措置」として適用除外に扱われると、車で例えるなら「無保険車両」
 の運転に近い状態のような気がしてなりません。



さまざまな考え方があって、見る方向や自分(帰属する団体等)の立ち位置などで
業界の中でも評価は賛否両論です。

みなさん、是非、一度真剣に考えてみて下さいね。

******************************

追記
当社では、建設現場の実作業や現場作業員の方に向けた講習会も行っておりますが、
その技術は、「ロープレスキュー」のカテゴリーから派生し、体系的に整えた
スキルによるものです。

・安全な「ロープ高所作業」を学びたい方
・その「ロープ高所作業」の作業員を救助される方

どちらも学ぶことが出来ますので、お気軽に

お問い合わせ

下さい。


バーチカルロープアクセス技術 ロープ登高、切り替え後下降




バーチカルロープアクセス技術 下降器登高+登高器下降




バーチカルロープアクセス技術 ノットパス




バーチカルロープアクセス技術 ディビエーション




バーチカルロープアクセス技術 ロープ間の移動




労働安全衛生規則の一部改正「ロープ高所作業」

2015年8月12日 23:44 comment(0) [高所作業]


あっついですね!

この時期は結構時間が取れますので
当社で学べるスキルの動画を作っています。

Rescueのトレーニングで何度かアメリカに行きました。
「でっかい国」ですね。

こんな国と戦って勝てる訳ないと痛感したものです。


職業柄、鉄塔とか構造物をよく見るのですが、
国内にある鉄塔と違って「昇降設備」なんてものは「ない」です。

有資格者の高所作業スキルが現場の「安全」を支えているんですね。

なので、こんな「墜落防止の技術」が必要なんです。


レストレイン



ダブルランヤード



アドバンスロープ



リードクライミング




日本の建設業では「ロープ高所作業」という
「ロープにぶら下がっての作業」を行えるカテゴリー(?)が
来年から大手を振って認められる事となりそうです。
元々は、「窓ふき作業員」さんの安全確保が目的のようですが、
我々のような「他の作業」にも大変有効だと思いませんか?

「特別教育」なるものの受講が必要のようで、内容はさておき
高所作業の安全に皆さんが学ぶ機会が増える事が嬉しいです。
資格扱いではありませんので間違えないでくださいね(笑)

(同時に色々な「御上の思惑」も感じますけれど。。。)


厚生労働省の資料(リンク先です)

ロープ高所作業について、改正労働安全衛生規則が施行されます。


施行通達



カラビナとは

2015年6月11日 19:46 comment(34) [高所作業]


2015年もそろそろ折返しに差し掛かりました。
はっきりしない天気が続いています。


先日、他地域で墜落事故が発生しまして。。。

詳細は伏せておきますが、再発防止策やら安全対策やら事故情報の周知徹底やらと、バタバタしておりました。
発生要因のひとつに「カラビナ風工具フック」も考えられるので、カラビナについて書いてみますね。


カラビナ(ドイツ語:Karabiner 英語:Carabiner)


最近、現場でカラビナって言うと大体伝わるようになりました。
それと同時に、「壊れる、危険、持ち込み禁止」なんて言われる現場や、監督さんもいらっしゃいます。
登山やクライミングに使用するイメージが強いんでしょうね。


私たちが通常、業務に使用するカラビナは、安全の証として
・EN 362
・破断強度
が必ず印字(もしくは刻印)されており、
欧州流通製品には「CE」
米国流通製品には「UL」「NFPA1983」
の表示が有る製品を使っています。
材質は、鉄、ステンレス、ジュラルミン等、用途に合わせています。

「CE」や「UL」は詳しく書くと大変な事になるので、ご興味がございましたら皆さんでお調べ頂くとして、

・EN 362とは、欧州において産業用のコネクタ規格を満足していますよ。って意味。
・破断強度は、表示荷重で壊れますよ。って意味。
・NFPA1983とは、全米防火協会で救助目的として「全般使用(G)」「個人使用(L)」「プロ使用(T)」のカテゴリーで使用を認められた製品。って意味。

登山やクライミングには当然使う事は出来ますが、それよりはるかに厳しい規格を満足した「安全な製品を使用」して現場の作業を行っています。

「ホームセンター」や「100円均一ショップ」で売られている物と同列に扱われる事は、私達「プロ」として大変悲しい事なのです。
(それを言われた方や企業様に対して「懐疑的」になってしまう事さえございます。)


なので、皆さんに二つのお願いがあります。

1)お仕事で使用して良い「カラビナ」と呼べる物は
 「EN362、破断強度、CEやULマーキング」表示の有る製品

2)小型のオモチャや胴ベルトに取り付けられた工具用フック等を
 決して「カラビナ」と呼ばない!

宜しくお願いします。


特殊搬入_May/22/2014

2014年5月29日 20:46 comment(0) [高所作業]


みなさん、暑い夏が近づいてきました。
熱中症には十分気を付けて下さい。

先日、当社の業務の三本柱である「特殊搬入業務」を
行ってまいりました。

11階のビル屋上に約300sの通信機械の搬入です。

分譲マンションの物件で、駐車場の確保が難しく敷地が狭い為
クレーン作業が困難との事でご依頼を受けました。

昨年のクリスマスに調査を行い、やっとの思いでの作業です。

その現場の状況をご覧ください。


イメージ

屋上の搭屋にRescueで使用するフレームを取り付けています。
(フレームのS.W.L.:2.7kN)


イメージ

搬入する装置を吊上げているところです。


イメージ

地上の荷受け場所は非常に狭いです。


アメリカにはRescueの講習を行っている団体は幾つかありますが、
当社が学んでいるのは「世界最高峰」のトレーニングプログラムです。

写真に写っている「フレーム」をはじめ、数多くの資機材の開発も
されています。

当社はアメリカで最先端のRescue技術を学び、それらを
日本の建設現場でも効果的に使えるように実践を重ね、
「高度高所作業技術(TWAH-T)」として、
みなさまに講習会のかたちで広めております。


最近では、「ロープアクセス技術」を学べる会社さんが
国内でもたくさんあります。

私も大変お世話になっている会社さんもございます。

どの会社さんも、「得意な分野」の違いこそあれ、
「安全な作業の事」に真剣に取り組まれておられます。

当社でお力になれそうな事がございましたら、
お気軽に

お問い合わせ

下さい。


鉄塔建方の。。。

2013年7月10日 13:01 comment(6) [高所作業]


久々の投稿になります。
前回の投稿はアメリカから帰ってからですので、
4ヶ月も経ってしまっています。

気が付けば、「夏」。
みなさん、熱中症には十分気を付けて下さい。


先日から、チョイチョイ鉄塔の建て方の応援に顔を出しています。

40〜50mの鉄塔を建てているのですが、レッカーで全ての作業が出来る
広い現場が有るかと思えば、車が横付け出来ないような現場も有ります。

後者の現場では、「台棒」という物を使用して建てていきますが、
時間も手間もレッカー作業の2倍以上は必要です。
当然の事ながら、より多くのリスクも発生します。

私の作業は当然、塔上の組み立て。。。。。
ではなく、地上での準備や雑務を行っています。

やはり、毎日作業を行っている「本物の職人さん」には敵うはずもなく、
勉強がてらの「お手伝い」程度になっていますが。。。


現場は、当然の事の様に「KeyRock方式移動ロープ」のよって
作業員の地上への墜落からは「常に」保護されていて、
一般的に「とても安全な作業」を行っている現場です。

なので、私は全く何にも云いません。


その会社の「親方さん」は私が何者かをよく御存じです。
当社の提案する「高度高所作業技術」に対しても大変理解が有り、

「早くその技術が普及すれば作業員が楽になる」

と、いつも言って頂いております。


が、元請さんやその業界団体などが「新しい技術」「欧米の技術」を
受け入れないでしょう。とも。。。


「KeyRock方式移動ロープ」が36本。

ぶら下がっている鉄塔を眺めながら、色んな事を考えました。



その「親方さん」がこんな事を云っていました。

最近の若い奴は「足捌き(あしさばき)」が悪い。

「安全靴」を履かされとるから痛くないじゃろ。だから横着になって
足のスネやら膝やら、他の所を怪我しおる。

確かに保護されとる所は大丈夫だし、見た目も「保護具を着けてます」で
良いんじゃが。。。終いにゃ「甲冑」着て作業するんかのぉ。


ん〜
シンプルさと保護具の必要性とを深く考えさせられました。
(作業員の心理的影響は大きいな。と)







「訓練」を受けたご意見。

2012年11月4日 19:20 comment(0) [高所作業]


久々の投稿です。

いつの間にかオリンピックも終わり、夏が終わり、秋がやって来ました。


「日の丸」を背負って戦った多くのアスリートの皆さん、

沢山の感動をありがとうございました。



最近、目が回るほど業務が忙しくコラムも投稿できない状態でしたm(__)m

現場の作業自体は普通ですが、書類の量が半端じゃないんです。
(私は処理していないのですが。。。)

工事写真なんて3〜4日で終わる工事に500枚〜1000枚も有るって異常ですよね。



愚痴を溢してしまいたいほどの状態なので投稿を控えていた部分もあります。


*******************************************************************


工事の業務が主軸の当社には、毎週のように事故の速報メールが来ています。

コラムをお読み頂いている諸氏に於かれましては当事者様のいらっしゃらない事を願いますが、

あり得ない事故がたくさん見受けられます。


その中で、当社として特に注意している事故は「高所作業中の事故」です。

事故と云っても、殆んどは落下物事故なのですが。。。

φ114×2mの鉄パイプ、通信機器、工具バケツetc。。。と、なんでも降って来ます。


ちょっと注意すれば防げたものばかりなのですが、その「気遣い」すら出来ない現場って
いかがなものでしょうかね。


その後、「再発防止」で諸々の対策が“通達”として廻って来ますが、その中には
まったく「トンチンカン」な内容のものが稀に有ったりします。


この「悪循環」を何とかしないと、最後には「仕事になんない!」所まで行きそうですね。


*******************************************************************


つい先日、弊社の高度高所作業訓練を受講修了されている企業様が、更新受講を受けられました。

通常業務においては当社で学ばれた技術をご活用されてますので、更新に追加して
その企業様の業界で特に有効であると思われる技術を重点的に学んで頂きました。

新しい機材よりも「今所有している機材」をもっと有効にとの事で、

学ばれた様々な応用技術に、

「目からウロコが。。。」「こんな方法!、確かにそうですね。」「思いつきませんでした。」と

大いにお喜び頂き、「また、2年後に参ります。」とのお返事。


その企業の代表者様はこんな事をおっしゃいました。

・御社で学んだ技術は、私たちの業界での使用実績が少なく、
 当初はお客様のご理解を頂く為に、大変でした。

・現在、着々と実績を重ね、私たちの地域では業界内で大きなアドバンテージを頂いております。

・技術を学んだからこそ、「絶対に事故は起こせない」と身が引き締まる思いで作業を
 行うようになりました。


私は、本当にこの仕事をやって心から「良かった」と思いました。

それと同時に、「訓練を受ける事」の重要性を痛感いたしました。
(資機材は、現在どこでも入手可能で、我流で使用する危険もあり得るという事を。。。)



まだまだ進化していかなければならないですね。今以上に「頑張ります」


高所作業講習のお知らせ

2012年4月9日 16:52 comment(0) [高所作業]


先日まで、「寒い、寒い」と云っていましたが、暖かい「春」がやって来ました。

花粉症の方には辛い季節かもしれませんが、今年の辛い時期は短いらしいので、
頑張って乗り切りましょう。



以前より、遠方の方の問い合わせがございまして、

「連休に講習会を開催して頂けないか?」と。


で、急な話ですが、この5月連休に開催したいと思います。

4月30日〜5月3日の4日間です。
詳細は

こちら



合わせて5月4日に大変好評の「ワークショップ」を行います。

「ワークショップ」は、テクニシャンコースで習得した技術を
実際の現場でどのように応用しているかを実践して、
受講者ご自身の業務に取り入れて活用する、もっとも近道となるでしょう。

お時間が許される方は、合わせて受講されることをお勧め致します。



また、最近「フルハーネス型安全帯」に関するお問い合わせも多く頂いておりますが、

導入の御検討の「お力」になれるものと思っております。



募集時間が短く「見つけた者勝ち」となってしまいましたので、

出来ましたら、早めに

お問い合わせ

頂ければと思います。



多数のご参加、心よりお待ち致しております。


扱っているロープの話(技術の話)

2011年11月3日 18:50 comment(2) [高所作業]


今年の秋は暖かいです。
今から、冬の寒さがとっても恐ろしい気がしてなりません。


レスキューやロープアクセスの業界では、
よく、「アメリカ系」「ヨーロッパ系」と区別されて考えられます。

どちらがどうと言われると困るのですが。。。

あえて言わせて頂くとすれば

「どちらも、理解し「訓練」していれば安全面では同じです。」

主眼に置いている「優先」されてる事が違うため、
発想する観点の違いから作られた資機材が違うので
それに伴う技術が違うだけだと思います。


*************************************************

昔、私が勤めていた会社は、電話関連の業務が有り、
月に一度、米軍岩国基地に「入国」していました。

先輩が言うには、
アメリカ人は多くの人種の集まりで、考え方も違う。
特に注意する事は、大陸(アメリカ)系の人と
ヨーロッパ系の人はいつも喧嘩している。

元々が違うのに折り合いのつかない事で主張し続ける。

って言ってた事を思い出します。

*************************************************

欧州は
・2000年以上の歴史が有る。
・様々な国家間の折り合いを着けてきた(時には戦争も)
・EUやユーロで一つにまとまった(?)
・米国は欧州から移民して行って出来た新参国。
と云う考えが根底にあり、

米国は
・宗教上の迫害等から逃れた人たちが多く移民。
・結果、「自由・平等・平和」を求められる国として英国の植民地支配から独立。建国235年。
・自分たちで作り、守り、そして大国となった国。
・大量生産、大量消費、数に物を言わせる。
と考えている。

ちょっと「無茶ブリ」的な発言と受け手られた方。m(_ _)m

そういった根本の部分が違う事を理解する必要が有るかもしれません。




資機材で一番重要なロープを考えてみましょう。
産業用としてどちらも広く使用されている11mmのロープでです。

欧州
セミスタティックロープが主流です。
強度は、概ね30kN、伸び率は、欧州規格の3〜5%

特徴としては
良い点
・アクシデントの際には、衝撃を吸収してくれる。(フォールファクターに対して)
・ハイライン(展張線)に人が荷重した時にロープが伸び、
 アンカー部分に加わる負荷を低く抑える。
配慮する点
・長い使用(全長)の場合、伸び縮みが大きい。
・大きな荷重が加わった場合、ノットが解けなくなる。(15kN程度の負荷)
・プルージックの使用に適さない。(軽負荷のみに限定)


米国では
ライフ・セフティー・ロープのNFPA-(L)スタティックロープが主流です。
強度は、概ね30kN、伸び率は、NFPA規格の2〜6%

特徴としては
良い点
・伸びが少ないため、吊り上げ作業等、効率が良い。
・ハイライン(展張線)に人が荷重した時にロープが伸びないため
 地面との距離が取れる。
・プルージックの使用が有効。(スリップロードを考慮に入れられる)
・長い使用(全長)の場合でも、伸び縮みが少ない。
配慮する点
・アクシデントの際、人体に重大な障害を被る可能性が高い。
・ハイライン(展張線)設置の際等、アンカーの強度を検討


一概には言えませんが、

・欧州のロープは人にやさしく、低負荷向き
・米国のロープは効率重視で、高負荷作業向き

という「優先」している根本の考えが見えてくると思います。


欧州の人たちの気質、自分たちの事は自分たちで解決する。
米国の人たちの気質、複数で「ごっそり」効率よく処理する。

がよく表れているように思いませんか?


ロープアクセスの分野でも
欧州系の「IRATA」
米国系の「SPRAT」
って分けて考えられている向きもあります。

私は、どちらかを採用すると、残りの一方が見えなくなる。
あるいは、受け入れなくなる。という事になるのを危惧しています。

なんだか「もったいない」気がしませんか?


現時点で「高所作業」の技術分野はある意味「自由」なわけで、

・人間がオンロープで作業する場合。
・機械や装置を高所に取り付ける場合。

それぞれに適した資機材や技術が有っていいと思います。


現場の作業は、業種の数ほどあります。
それぞれの業務に最適な資機材と技術を手にされるのが一番だと思います。




ロープの伸び率、「そんなに変わらないけど。。。」と思われた方。
するどいです。

またの機会に。。。。。(*^_^*)



「Retrieval」という発想

2011年10月28日 22:22 comment(0) [高所作業]


久々の投稿です。

秋が近づいています。

美味しいものをいっぱい食べて、美しい景色をいっぱい見て心をリフレッシュしたいと思います。


みなさんは、ロープと資機材を使用してビルの屋上からディセンド(降下)する時、アンカーを作成されると思いますが、何に主眼を置いて作成されますか?

・不用意に解けないアンカー
・絶対に崩壊しない頑丈なアンカー
・万が一、アンカー、カラビナが壊れても安心できる複数アンカー
・ロープ強度の低下を極力減らすアンカー
・荷重方向の変化に対応できるアンカー
・とにかく素早くセット出来るアンカー

と云った処でしょうか。


写真を見て頂きましょう。

イメージ


ロープアクセスでは、もっとも基本的なアンカーの方法で

・ダブルループフィギュアエイト
・ダブルフィギュアエイト
・ラビットノット

とか呼ばれています。


「もっとも基本的」と言いながら、私は殆んどこのアンカーを作成しません。

各々のアンカーが離れているような場合、「出が(足が)長い(遠い)」と表現する事が有りますが、システム自体が大きくなるのでノット作成に時間が掛かったり、アンカーでロープをたくさん使い、残りのロープが短くなり、途中で繋ぐ必要が発生する場合もあります。

もう一つ、大変重要な事です。

そのロープにぶら下がっている「作業員」が電線などに触れ、感電したとしましょう。どのように救出しましょうか?

・急いで引き上げる(重労働です)
・急いでアンカーをセットし、レスキューに向かう(時間が掛かります。二次災害の可能性も。。。)

実際、事故が起きると救助できるスキルと資機材が手元に有るとしても「大変」な作業です。




「そんなこと!言ってたら仕事にならん!」とおっしゃる方に良い方法をご紹介いたします。

ご紹介するアンカーは、全く違う観点から考えたアンカーです。

みなさんは「Retrieval」(レトリーブ?レトリーバル?)と云う言葉を耳にされた事がありますか?

日本語では
取り戻す、回収、回復、検索、修復、挽回、ミスの埋め合わせ、償い、etc・・・

狩猟犬でRetriever(レトリーバー)っていますが、語源は「撃ち落とした獲物の水鳥を持ち帰る犬」との事なので思い出しやすいですね。


ロープアクセスでは

・レスキュアーをオンライン(宙吊り)にすることなくロープアクセス作業者を救出するための手順。


と言えます。


米国系のロープアクセスの作業資格で「SPRAT」と云うの協会が有ります。
Society of Professional Rope Access Techniciansの頭文字から来ていて「ロープアクセス・プロ技術者協会」とでも訳せば正解でしょうか?

この協会の「救助と救出隊」の定義の中に

・作業者がオンラインの時は常時、現場でレトリーバルのシステムまたは方法を使用することができること。但し、リスクが増大したり救助に有効でない場合を除く。

・レトリーバルシステムを用いた救出の手順は、定期的に練習を行い、作業チームが不慣れな状況で作業する場合は、必ず作業開始前にも練習を行う。

とされています。


ん〜
具体的な方法が国内にはどこにもないので、考えました。「Retrieval」



イメージ

・何か起きた時には別ロープが必要です。
 ならば、最初から別ロープを用意しておきましょう。



イメージ

・墜落の衝撃を和らげてくれない場合や、製品が有ります。
 伸びると困る。でも落ちたら痛い。相反する問題をベストとは呼べなくても「多少は解決」?
 (この6mmプルのこのシステムは実験の結果、2.5kN〜4.0kNで滑り始めます)



イメージ

・資機材に余裕が有れば、最初から仕込んでいれば良いかもしれませんね。
 カラビナを外す前に、必ずバックアップして下さいね。
 (6mmプルが傷んでしまっているかもしれません。)


いかがでしょうか?

アンカーの部分が独立していれば、他の手段も発想できます。


大切な事は、危険を冒さなくても「安全」な救助の方法はいくらでもあると考える事です。




トーマス・エジソン
「There is always a better way.」

(訳)もっと良い方法が必ずあります。


もっと良い方法が有りましたら、是非とも教えて下さい。

皆さんと、「もっと安全な高所作業」を目指して行きたいと思います。





簡易吊り上げシステム_1

2011年8月5日 19:46 comment(0) [高所作業]


みなさん、「夏、真っ盛り。」ですが、いかがお過ごしでしょうか?


先日、仲間6人で「富士山」に登って参りました。
頂上は2度目ですが、やはり厳しく、雄大な「日本一」ですね。
たくさんの「パワー」を授かって下山致しました。


以前、

「滑車・金車・プーリーの安全使用」

と題してコラムに投稿させて頂きましたが、

「何処がどう安全」なのかさっぱり???

と云うお話がありまして・・・・・


「高度高所作業訓練講習」を受講して頂いている生徒さんは、
訓練の中で何度もシステムを構築しているので日常的だと思いますが、
一般の方にも解るよう、最もシンプルなものを紹介いたします。

まずは、PDFを見て下さい。

kaniniage_1.pdf




20s程度の重量でしたらこのシステムで十分です。
(建物外壁・電柱・鋼管柱・鉄塔なんでもOKです)

注1:便宜上人力(1人)で作業しています。(MAX30s程度の中学男児の力相当)
注2:人員の配置などは紙面の為、考慮していません。



特長を説明しますと、

・吊り荷が振れにくい

・揚程の中間に介錯する要員が不要

・吊り上げ作業員の「手」が離れても吊り荷が落下しない
 (手を休める事が可能です)

・仮に一旦停止した場所から0.5m程度の吊り上げは容易に出来る
 (片手で「ヒョイ」と)

・このシステムに若干の「資機材」を加えるだけで100s程度まで1人力で作業可能
 (2人いれば200s程度まで吊り上げる事は可能です)

・塔上作業員は一切荷上げ用システムを触らなくて良い
 (地上作業員にてロープの揚げ降ろしが可能)

・必要であれば、バックアップを施す
 (なければシンプル。あれば安全。(200s以上の荷物で対応))


いかがですか?

これなら、荷物も落下しないし、指を挟まれるなんてこともありません。

これが、欧米のRescue技術を取り入れた当社の
「高度高所作業技術」の使えるところです。

まだまだ、沢山の使える技術が有りますので興味がございましたら、
ご連絡頂ければと思います。


理想的な「高所作業の定義」と思います

2011年7月1日 21:49 comment(3) [高所作業]


みなさん、こちら中国地方ははっきりしない天気が続いています。

もう少しで「暑い夏」がやってきますね。

熱中症対策の為にも十分休養をとりましょう。


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先日、管轄範囲の地域で、転落事故が発生しました。

その為、「緊急安全会議」が開催されたのですが、

質疑応答の中で、
「危険な高所作業の定義」とはなんですか?と会場のみなさんに
質問されました。

会場がザワザワしましたが
・屋上端部パラペットから1.5m以内
・床から2.0m以上の高さ

と云う見解でまとまりました。


一般に「高所作業」と云われているのは、
労働安全衛生規則、第9章、墜落、飛来崩壊等による危険の防止
(第518条〜539条)に記載されている

●高さが二メートル以上の箇所で作業を行う〜〜

の文言をひも解いて、「2m以上は高所作業」としています。

漠然としていて、ちょっと???な現場環境は沢山あります。


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当社では、この決まりを守りつつ、もっと厳しいHSEの法を取り入れています。

高所作業の定義を明確に謳っていますのでみなさんに紹介します。


The Work at Height Regulations 2005

第2条 解釈

10.“高所作業”とは

  a.地上、地下の全てにおける作業で、

  b.恒久的作業場所の階段を除き、作業場所への進入路又は作業場所からの退路を含み、
   規則(高所作業規則2005)の要求する方法を実施しない場合、人が傷害を被る距離を
   墜落するおそれのある場所における作業をいう。


とあります。
その他にも関心する文言が有りまして、


第4条 管理及び計画

1.全ての事業者は、高所作業について、

  a.適正に計画がなされていること

  b.適正に管理されていること

  c.できる限り安全な方法で作業を実施すること

  及びその方法には、第7条による作業設備の選択が含まれている事を
  確認しなければならない。

2.(1)の作業計画に関する事項には、緊急時及び救出の計画が含まれる。

3.全ての事業者は、高所作業は天候条件が作業中に労働者の健康又は安全に危害を及ぼさない
 ときのみに実施することを確認しなければならない。


第5条 資格

 全ての事業者は、高所作業又はその作業において使用する作業設備に関する作業者の管理、
 計画及び監督を始めとする各種活動に、有資格者、又は訓練されて、有資格者の監督下で
 作業する者以外の者が従事していないことを確認しなければならない。


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英国の高所作業規則2005と呼ばれているものです。

(法律家ではありませんので、興味が有る方、別途調べてみて下さい。)
(検索すれば簡単に見つかります。)

欧米のハーネスや資機材を扱い訓練・指導するに当たり、労働安全の取り組みや背景、法律など
知識として調べたところ、賛否両論あると思いますが、現時点ではここまで理想的なものは
無いと思います。


「日本は日本」と云う考え方も当然あるとは思いますが、

人の命を守る事に、国の違いを論じている場合では無く、

「より安全」

の為にどんどん取り入れていくべきではないかと思います。



弊社といたしまして、現場で活用できる「訓練」をみなさんに提供することで、
安全な高所作業の普及に微力ながら力を注いでおります。

屋上搬入の優れもの!

2011年5月2日 19:31 comment(0) [高所作業]


みなさん、お変わりありませんか?

東日本の震災発生から、ほぼ50日が経ちました。
報道やインターネットなどを通じて、被害の全容が明らかになってきました。

恐らく、1000年以上語り継がれるであろう歴史的な災害である事は間違いないでしょう。

その中で、私たちは色々な事に直面しています。

人の心の暖かさ、酷さ、怖さ、弱さ。

地域社会の役割と出来る事。出来ない事。

国や政府のこれまで成してきた事と、これから成さねばならぬ事。



未来の人達から

「あの時の人たちは凄かったんだね。」って声が聞こえてくるように、

今出来る事をやって、「一生懸命」今を生き抜きましょう。



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新しい年度に入って、ちょっぴり暇になってしまいました。

只今ゴールデンウィーク「10連休」の真っ只中です m(ToT)m

時間が有るときに出来る事をと思い、タワーレスキューを訓練しているところなのですが、
ついでに、今年度「上期」の高所作業講習の日程を掲載しておきました。

同じ様にお手隙の方がいらっしゃいましたら、遠慮なくお問い合わせください。

急な「ワークショップ」や「ファーストレスポンダー」のコースも、都合が合えば
開催できるかもしれません。



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先日も、特殊搬入を行ってまいりました。

ビルの屋上なのですが、近隣の土地に住宅が出来て、レッカー搬入が出来ないとの事です。


この現場のような場合には
○「トラロープやカラーコーンで作業区画養生を!」
○「手摺を設けなさい!」
って言われることがしばしばあります。

間違いではないんですよ。事故が起きなければ。
国内の建設現場では「足場・手摺ありきの工法」ですから。


○トラロープやカラーコーンの作業区画養生って

・風で飛散するかもしれません(屋上の風は強いです)
・跨(また)いで越えることが出来ます。
・つまづいて転倒するかもしれません。

・・・突風で書類やゴミが飛ばされると真面目な作業員は咄嗟の行動で・・・

監督者や第三者から見た「注意喚起」としては有効ですが、
安全対策ではないと思います。

 ●行動を完璧に制限出来ていないのに、「対策が整っている」とは言えませんね。
(写真の私。。。完璧に行動を制限されています(*^_^*))


○手摺を設けなさいって

・どの位費用が掛かるのでしょう?
・2〜3日の工事期間ですけれど?
・手摺を仮設工事する「作業者」は手摺が無い場所で作業を行う?
・最終的には「一度はロープ」を活用するしかないのでは?

以前にも同様の「ご指摘」を頂いたので、後日、別の現場で「手摺工事」の
「お見積り」を提出したところ。。。

「手摺仮設の費用は工事価格と比較すると想定を遥かに超えるため認めません」

とのご回答。

最終的にはロープを張り、自己確保しての作業となりました。


国内では現場の規模に関係なく「ロープ」を駆使した自己確保のされている
業務の有効性がまだまだ認知されていなくて(悲)


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ちょっと話が逸れてしまいましたが、

この写真に写っているのが特殊搬入を可能にするアメリカ製のトライポット(三脚)です。


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ロープレスキューの分野で大活躍の商品で、最近は国内の消防レスキュー部隊にも
配備されてきているようです。

非常に便利で、二脚や一脚としても使えます。


で、ここから先は、これを所持されている方に向けてのコメントになるのですが、
一脚になる部分の脚部に注目して下さい。


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ワザと上下を逆に取り付けています。

二脚での使用の場合は、安全な側に倒して上部を触ることが可能ですが、三脚の場合、
私のように背の低い人はとっても作業性が悪いです。(悲)


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このように、アッパーレグを足元で使うと、ちょっとだけ作業性が良くなります。

他の二脚は上下を入れ替える事が出来ませんが、是非一度お試しください。
(強度は変わりません。)



しょうもない事を書いてしまいました。


災害復興に携わる多くの方々には、本当に頭が下がります。
ご無事のご帰宅を祈りながら、私達民間で出来る事を考えております。


製品が優秀でも・・・

2011年2月22日 21:54 comment(3) [高所作業]


久々の投稿となります。

今年はたくさん雪が降りますね。
事故や災害が発生するほど雪が降るのも困ったものです。

雪による「緊急事態対応」には、みなさん、十分気を付けて下さいませ。


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安全な高所作業を得意とし、その技術を広める活動を行っている当社には
様々な資機材が数多くあります。

新しく開発された製品や、発想の違う製品、現場使用に最適な商品など
同じ使用目的の製品が・・・財務を圧迫するほど(苦笑)

なので、墜落防止器具(フォールアレスター)も、その資機材を使用しておりますが、
どうも「納得されない」お客様がおられ、「お話にならない」ケースも多いので
ついに入手しました。


イメージ



何度も、このコラムに登場している製品で、商品名はご存知の方も多いと思いますが
ベルト巻き取り方式墜落防止器具(以下BBFとして掲載)です。
(よく見ると(R)マークが有りましたのでメーカー名、製品名はここでは伏せさせて
いただきたいと思います。)

大変良く出来ている商品です。
正しく使用し、正しく管理されていれば、大変便利だと思います。
が、良くない部分もありました。

せっかく「購入」したので、更に「安全」に活用したいと思い、
改善なり工夫なり「心しておく事」をまとめておきます。

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●まず、添付されているカラビナ


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ちゃんとした物に取り換えましょう。
・メーカー名は記載や刻印が有るようですが、強度の表示が一切ありません。
・不用意にゲートが開く事故を防止する為の「安全環」と呼ばれる部分が外れる製品が有りました。
・スチール製のカラビナのゲートで手の指やロープを痛める可能性が高いです。
 (ユニバーサルデザインじゃないですね。)

海外で使用されている産業用や救助用のカラビナで、強度表示の無い製品は“皆無”です。



●次いで、本体


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写真は移動可能距離(巻き取られているベルトの長さ)が違う2種類の「BBF」
6m(黒色)と15m(青色)の製品ですが、黒色の製品の吊り下げ部分を見て下さい。

普通のステンレス製、M8相当と思われるボルトが使用されているのですが、
せん断力を計算すると十分と言える強度が有るのでしょうか?

設計屋ではないので、正確ではありませんが短期荷重で900s位しか持たないんじゃないかと思うのですが・・・
(何かの資料ではせん断力:678sってあったり。。。(怖))

それとも、強度の高い「高力ボルト」なのでしょうか?
(表示刻印が無い製品なのでそれはありえない??)



とはいえ、安全帯の規格(厚生労働省告示第38号)の部品強度の要件によると、

・ランヤードのロープ等
(製品のアイ加工部を含めて15.0kNの引張荷重を掛けた場合において、破断しないこと。)
・巻取り器
(11.5kNの引張荷重を掛けた場合において、破断しないこと。)

をクリアーしていれば良いのかな?

長い距離の落下には十分気を付けると共に、なるべく低い場所で活用したほうが賢明かもしれませんね。



ちなみにヨーロッパのEC規格では、EN-360(格納式フォールアレスター)の基準に合致していないといけなくて、

・合成繊維ライフライン(テープ部分)強度:22kN以上
・機器自体の強度:15kN以上
・人体に与える衝撃荷重:6kN以下

となっています。



●最後に「取扱説明書」


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著作権の事もあり、現物を掲載することが出来ませんので、使用してある説明写真を再現しました。


「・・・しっかりとした構造物にカラビナや台付ロープで取り付けてください。」
と、コメントが入っているのですが。。。



このカラビナの使用方法は大変危険です。
Y字荷重とかトリプルアクセスと呼ばれ、簡単に壊れてしまいます。


簡単に説明しましょう。

この製品の「性能」欄に85kgの人が0.6m落下した場合、衝撃荷重は4.6〜5.9kNと書かれています。

それは、このカラビナにも同じだけ衝撃がかかるという事ですね。

でも、見て頂くとお解りのように別方向にも力が加わります。
Y字の角度が120度だとすると、同じ力が3方向に働きます。

正しいアンカーによってセットしましょう。


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製品は、とても良く出来ていて素晴らしくても、カラビナ一つがでたらめだと、

「こんな「いいかげん」な製品を付属させないで頂きたい!!(激怒)」と
メーカーには強く言いたくなりますし、

強度の表示が無いという事は、「試験していない」と同じ事と捉えてしまいます。

考えの至らない「取扱説明書」に至っては、その会社自体を否定したい気持ちになってしまいます。


「人の命を支える重要な部分を扱っているという事は、命を奪う危険も存在する。」

そのくらい重要だという事を認識するべきだと思います。


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高所の作業では、様々な道具や工具を使用します。

上記の「BBF」の装置も正しく使用されれば、とても安全な機材となるでしょう。


しかし、それを使用するのは作業員と言う「人間」です。

その作業員は、秀でた“職人”だけではなく、標準化されたマニュアルを外れた
発想をしては「イケない」と怒られる人たちも大勢います。


必ず使用しているロープの縛り方も、まともに知らない作業者や監督者だって
現場には実にたくさんいます。

そんな現状から、少しづつですが「安全な高所作業」を広めるべく、
質の高い訓練プログラムを開催したいと思っております。


高度高所作業技術の中身

2010年11月26日 17:00 comment(0) [高所作業]


吐く息が白くなってきましたね。

みなさん、体調崩されていませんか?

暖かい服装で作業しましょうね。

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先日も特殊搬入を行いました。


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今回の方法だと、隣のビルからロープを張って機材搬入出来るかもしれませんね。


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今回は、多くの問い合わせを頂いている当社の
「高度高所作業技術 (TWAH-T)」について書きます。


よく尋ねられるのは、

・ロッククライミングを現場作業に活用しているの?
・ロープアクセス技術でしょ?
・ロープレスキュー“みたい”なものですか?
・どうして「救急救命の講習」をするの?

と云ったのがほとんどなのですが。。。


ん〜っと、どれも間違ってはいませんが、そのどれもを「高所作業の現場に特化して活用」している。
と考えて下さい。


●ロッククライミングというスポーツは
壁に幾つかの手掛かり、足掛かりが有り、それを、道具を使わない(シューズとチョーク(滑り止め)のみ)で
頭を使いながらシンプルなスタイルで登る行為を行う。言い換えれば、「全身を使ってパズルを解く」という
表現が一番合っていると思います。

しかし、そのスポーツには「転落」という危険がいつもありますから、その対策として、
「落ちても安全に自分を確保」する為にのみ「ロープ」を使用します。

キーワードは、「落ちても安全に自分を確保」ですね。


●ロープアクセス技術とは
足場の無い壁面や塔や竪穴に、設置したロープ(或いはロープを設置しながら)にぶら下がって登り降りして、
目的の場所にアプローチする。既に欧米では産業用に確立されている「ロープを駆使して安全に作業する」
作業技術です。

日本でも、ビル清掃などで目にする機会が増えてきましたが、欧米の「ロープアクセス技術」でない場合が
まだまだ多いです。

山岳から進化し確立された技術という事もあって、機材は軽量、シンプル、コンパクトで、渓谷や山での使用は
抜群で、ダム建設時の地質調査などでは、無くてはならない技術ですね。

キーワードは「ロープを駆使して安全に作業する」ですね。


●ロープレスキューとは
はしご車やヘリコプターがアプローチ出来ないような場所で、被災し救助を求めている「要救助者」を
ロープや資機材を活用して救助に向かい、一時救命処置などの手当てを施してその場所から救出する技術です。

国内では「自衛隊」と「消防のレスキュー隊」しか持っていない高度な技術です。

キーワードは「安全に人を救出(物に言い換えれば運搬)する」でしょうか。


●救急救命の講習とは
命に関わる部分の「CPR(心肺蘇生法)」や「AED(自動体外式除細動器)」のスキルの習得と、
一般的に起きるであろう怪我や病気の応急手当の講習のことです。

当社は、世界140ケ国において民間で知名度の高い「MEDIC First Aid」の救急救護プログラムが開講できます。

キーワードは「怪我や病気に備える」です。


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お解りのように、全てのキーワード

「落ちても安全に自分を確保」
「ロープを駆使して安全に作業する」
「安全に人を救出(物に言い換えれば運搬)する」
「怪我や病気に備える」

は、私たちの作業している現場に必要ではないでしょうか?



ただ、その「全て」が必要ではないと思いますし、足らない部分もあると思います。

クライミングでのカラビナのクリップの方法やムーブ等は指導していませんが、実際のロープを使って
「墜落」を体験して頂いております。

ロープアクセス技術では「リビレイ」や「デビェーション」等は教えていませんが、様々な機材を使用しての
登高・下降や救助を行います。

ロープレスキューは「リッター」(救助用担架)に縛着はしませんが、アンカーを作成したり、
フレームを組んで倍力システムを学んで頂きます。

レスキューや応急手当は軍隊やレスキュー隊に必要な技術で、民間には必要ないと思われがちな技術ですが、
その場所で仕事をしているのは私達です。一緒に仕事をしている「仲間」に、もしもの事が起きた場合、
最低でも救助隊に引き渡すまで、「手当て」可能なスキルを持っておくべきではないでしょうか。



そういった本職限定の部分を精査して削ったり、吟味して付け加えたりして「現場で安全に作業できる」ように
出来上がったものが、当社で提供している

「高度高所作業技術 (TWAH-T)」

なのです。


難しく考えられると困るのですが、

・屋上で作業することが多いけど、「転落」しないで安全な作業方法は無いかなぁ?
・電柱作業で、もっと「楽で安全」な作業方法は無いかなぁ?
・レッカー作業が困難な場所に装置を取り付けたいんだけれど・・・

と云った「高所作業」での悩みを解決できるお手伝いが出来れば嬉しいです。





滑車・金車・プーリーの安全使用

2010年10月22日 00:33 comment(0) [高所作業]


みなさん、いつの間にか涼しい季節になりましたが、いかがお過ごしですか?

先日、GOLFコースデビューを果たしました v(^o^)
スコアは。。。。「とっても良いお天気」でした。
まだまだ、全然修行が足りません。。。

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今回は、滑車のお話をしたいと思います。

実は不適切な滑車を使用中、指を巻き込まれて負傷した「事故事例」が回って来たもので。。


みなさんは、滑車ってご存知ですね。

・金車
・プーリー
・シーブ

呼び方は色々有りますが、人間にとって「火」の次に偉大な発明?だと私は思っています。

小学生の頃から習う滑車ですが、原理(理屈、性質)は

1)滑車の左右の荷重は基本的に等しい。
2)力の方向を減衰すること無く変えられる。
3)「動滑車」という使い方で「倍」の力を得られる。

(摩擦やロスを考えない場合の理論上)

“ロープレスキュー”は、この「滑車」の持つ特徴を工夫しながら活用し、
山の中や、都市のビル、高い構造物等での原動機に頼らなくても可能な救助を行っています。

では、どんな機材なのでしょう。下の写真を見て下さい。

イメージ

左から

現場作業用の「スナッチブロック金車」のフック式、0.75t用(使用荷重)です。
プーリー直径100mm、質量約2.200g、〜12mm以下のロープに適しています。

紫色、「サイドプレートプーリー」と呼ばれ、左右のプレートを回しずらして
ロープをセットするタイプ、16kN×2=32kN(破断強度)8kN(運用荷重)です。
プーリー直径55mm、質量シングル186g、〜13mm以下のロープに適しています。

緑色、「ブレーキ・マインドレス・プーリー」(BMP)と呼ばれ、のシングル、タンデムと、
開いた状態で上記の方式と同じタイプですが、形が違います。ロープレスキューで
最も使用されているプーリーの小型番、18kN×2=36kN(破断強度)
プーリー直径2インチ、質量179g、〜13mm以下のロープに適しています。

金黒色 「セルフジャミングプーリー」と呼ばれ、ブレーキの機能を果たす「カム」
を装備しているタイプ、
プーリーのみ使用、11kN×2=22kN(破断強度)
プーリーのみ使用、3kN×2=6kN(運用荷重)
セルフジャミングプーリーとしての使用、4kN(破断強度)
セルフジャミングプーリーとしての使用、2.5kN(運用荷重)
プーリー直径38mm、質量265g、8〜13mmのロープに適しています。
(※ロープを喰い千切る可能性やブレーキ解除のコツなどに注意が必要)

橙色 「スイベルプーリー」と呼ばれ、スイベル(撚り戻し)機能があり、
「サイドプレートプーリー」と違ってアンカーにセットした状態でもボタンによりロープの脱着が可能。
最初の「スナッチブロック金車」と同様の機能を有しています。
シングル、タンデムと、開いた状態の3点で、開いた状態の製品は(BMP)の機能も付いています。
18kN×2=36kN(破断強度)プーリー内径38mm(開いた製品は51mm)、質量シングル256g、
〜13mm以下のロープに適しています。
(最近はこればかり使っています)

色々ありますね。ノット(結び目)が通過できる大型のプーリーとかまだまだたくさんあります。

知って頂きたいのは、「滑車」ひとつ取ってみても、用途や目的によって使い分ける必要がある。
と云う事です。

今回の「事故事例」は電線を通過させる目的の大型の滑車を荷上げ用に使用し、不都合な状態が発生した為に
直そうとした行為の最中に指を怪我したという事例でした。


みなさんは、用途に合った資機材を使用して、安全な作業をしましょうね。

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「安全な作業」と云う事で、
高所で滑車やロープを「仕込む」方法ってみなさんは、考えたり確立されていますか?

当社で行っている作業を、良い機会なので紹介します。

まず機材を用意します。

イメージ

これは「サイドプレートプーリー」なので「例」としてスイベルを追加しています。
こんなに長くなると「吊りしろ」が無くなっちゃいますね。。。(笑)

鉄塔などに昇塔する前に、写真のように準備します。

イメージ

左半分は、塔上で後から作る事が可能なのですが、便宜上、先に作りました。

右側を見て下さい、滑車にロープをセットして自分のロープを咥えておきます。

それぞれを腰に付け、昇塔します。



イメージ

塔上でひとつずつアンカーにセットします。

※ひとつずつが大変重要です。


イメージ

結び目を外して解きます。そして「カラビナ」を掛けたまま地上に下ろして行きます。


お解りのように、この手順だと

・ロープを落とさない。
・滑車を落とさない。
・塔上で作業が少ない。
・確実にロープが出ている場所に下ろせる。

安全だと思いませんか?


高所の作業は絶対に転落してはいけないのですが、もう一つ、

絶対に「物を落としてはいけない」のです。


それを「生業(ナリワイ)」としているのならば、「めんどくさい!」事を確実にこなすべきだと思います。



もっと良い方法はあると思いますので、あれば「ご一報」頂けると
とっても嬉しいです。



脚立の天板作業は「絶対禁止」なのか?

2010年8月20日 19:18 comment(3) [高所作業]


久々の投稿となりました。

いつの間にか“お盆”を過ぎてしまったというのに、
「ブチ暑い!」と叫びたくなる陽気が続きますね。

(叫んでみたところで涼しくはならないと解ってはいるのですが・・・)

最近の「極暑」による暑熱障害、いわゆる「熱中症」の予防に
「塩飴」を現場で配給されたのですが、この味が何とも・・・(>*<)


なので、私のイチオシを教えます。

種の抜いたやわらかい「ほし梅」
一つずつ包装してて「美味しい!!」と好評です。

みなさんの「熱中症対策」は何ですか?
お勧めがありましたら教えて下さい。参考にさせて頂きたいと思います。



先日、脚立に上っての作業がありました。

「高度高所作業技術」を指導している当社としては当然ハーネスを着用し、
「絶対」に転落しない状況において作業を行っておりましたら、
「現場パトロール」に来られた方に“指摘”を受けてしまいました。

一度目は、天板の上での作業中の指摘
(一段下での作業は周辺の構造物に肘が当たり怪我しそうなので1歩上りました。)
二度目は、一人で作業中の指摘
(脚立本体は転倒防止の為、ウェビングにて固定。)

実は、建設現場での脚立を使用した作業は、転落事故が非常に多く、
ちょっとした軽傷から死亡事故まで起きる可能性のある
「危険を伴う作業」「2m以上は高所作業」等として
“目の敵”的な扱いを受けている作業です。

では、一般的にはどのような事が注意されているでしょうか。

・開き止め金具は確実にロックする事
・2段目以下(2m以上の脚立は3段目以下)の踏みサンで使用する事
・天板の上に乗らない(厳禁)
・天板をまたがない。座らない。
・はしごとして使用時、立て掛け角度は約75度
・はしごとして使用時、補助者が支える事
・脚柱より身を乗り出さない事


実際の写真を見て頂きましょう。

撮影の為当社のアルミトラスに取り付けてありますが、
壁面に取り付けられているものとお考え下さい。
また、脚立の高さは考えないで下さい。
(作業者の位置関係を見て頂く為です。最大の製品に立った時と思って頂ければと思います。)


考えて頂きたいのは、

1) 作業し易いのかな?  「簡単」or「辛い」
2) 監督さんとして見たら 「OK」or「NG」
3) 実際これで作業したら 「安全」or「危険」
 

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どうですか、みなさん。
一見すると監督さんはOKだけど、危なっかしいなぁ。とか
これは絶対落ちない安全な作業だけど、この足がダメ!
って判断になりました〜?

マニュアルや指差呼称として「脚立の天板への足掛け厳禁」は解り易いのですが、
臨機応変な対応も必要なんじゃないのかなぁと思います。
(PPEを使用した自己確保の技術を知らなければ発想できないかも。。。)

指摘事項となれば、元請さま企業に迷惑をお掛けしたり、
別途対策をしなければならない事態が発生しますからね。

ちなみに、只今建設中のスカイツリーを組み立てている作業員の方は
外国製のハーネスじゃないと安全に作業出来ないと云うことで導入されているらしいです。

当社ももっと現場理解が進むように頑張っていきたいと思います。



First Responderコース誕生!

2010年7月14日 01:02 comment(1) [高所作業]


鬱陶しい雨が降り続きますね。
体がカビってきそうです。

余りに沢山の雨が降っていますので、災害には気を付けてくださいね。
(消防や自衛隊の方々、待機や業務、おつかれさまです。)


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さて、先日また東京に行ってまいりました。それは誰もが知る大手企業様が
とにかく「高所作業」に関して、「1日でレクチャーを行ってほしい」と強く
希望されまして。。。行ってまいりました。

昨年から、多くの企業様より「4日間」も業務を明けられないとのお声を頂き、
何とか1日でも「有効」な講習が出来ないかと、この夏を目途に検討を行ってて、
ほぼ、まとまっておりましたので、何とか対応させて頂く事が出来ました。
(WEBのリニューアルに合わせて発表しようと企んでました。。。)

詳しいことは述べられませんが、その企業様はイギリスに本社の有る企業様の
プロジェクトに参加されておられ、その業務の中での「高所作業」に関して、

・高所作業に関して、適切な教育を受けてください。
・内容は、Awareness(知識)レベルで構いません。

との「ご指示」によるもので、HSE2005高所作業規則を持つイギリスの会社ならば
当然の事なのかもしれません。


その話を受けて、纏まりつつある1日コースに若干の修正を加えました。

「国際的にも通用するトレーニング内容」へと。。。


で、その時に纏めたものを、

高所作業基礎講習 TWAH-T First Responder として提供させて頂く事となりました。

1カ月前から開催出来たのですが、業務が輻輳しておりまして。。。(詫)


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受講の対象となる方は、

・高所作業の初心者、未経験者の方
・実作業を行わない管理者、監督責任者
・外資系企業に関連される方で
「全ての事業者は、高所作業又はその作業において使用する作業設備に関連する
 作業者の管理、計画及び監督を初めとする各種活動に、有資格者、又は訓練されて、
 有資格者の監督下で作業する者以外の者が従事していないことを確認しなければならない。」
 という「The Work at Height Regulations 2005:英国2005年高所作業規則」を
 遵守しなければならない事業者の方や従事者
・足場、手摺の工法による現場作業の確保が困難な職種の方(本コースが良いかも)

と云ったところでしょうか。


内容は、

・概要説明
・関連法規、規制
 日本国内(労働安全衛生法、安衛則、安全帯の規格)概要
 欧州、英国(HSE、高所作業規則2005、HASAWA1974、PPEWR1992)概要
・高所作業の安全三原則
・資機材
 一般機材
 PPE(個人用保護具)
・実技訓練
 胴ベルト型安全帯とフルボディーハーネスの違い
 ランヤードを使用した自己確保
 ロープワーク
・事故防止対策
 事例
 リスクアセスメント
 機材の点検
 救助計画
・質疑応答

本当に時間的に厳しいです。けれど中身は「濃い」です。


開催人数・時間・費用は

催行人数は4名〜12名です。

9:00〜16:00ですが人数や進行状況によっては1時間程度押してしまうかも。

金額は一人当たり¥20,000を超えない程度です。
(出張の規定もありますのでお問い合わせください。)
(保険代がかかります。)

出張講習は

承ります。が、事前にサイトを写真等で確認させていただく必要があります。


受講修了証は

発行いたします。有効期限は2年です。


いつから

近日中に「講習日程」にUPします。8月は忙しくなりそうですが、盆休み明け
には、開催したいと考えております。


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開催を希望される企業さまには、既に自社規定での「高所作業訓練」
を展開されているところもおありでしょう。

そのような企業さまには、さらに「安全」な高所作業技術の導入するきっかけと
なるものが提供できるものと考えております。

「墓石安全」という言葉がありますが、
そのような事が起きる前に、御検討頂ければと思います。





「キーロック」方式は最も安全?Ver.2

2010年5月13日 19:51 comment(0) [高所作業]


今回は素早い投稿です v(^_^)

先日も特殊搬入をしてまいりました。

繁華街のド真ん中にある携帯電話基地局の既設設備の交換工事で
前回同様、クレーンの使用が出来ない場所での作業です。

最近は、こう云った作業が多いのですが、嫌いじゃないです。

「その現場毎に最良の策を考え、どんな会社でも出来ないと思える
技術を駆使して、妥当な値段で安心できる“安全な作業”を行う。」

それで、お客様に喜んで頂ければ、当社としても嬉しいじゃないですか。

「お仕事をした(甲斐)があった」って思います。


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前回の続きです。

当社では何故「キーロック」を「最良」の方法と捉えていないか。

確かに「安全の為」に使うものですから安全には違いないのですが、
良い面ばかりでなく、不都合な面も考えてみましょう。

そもそも「キーロック」方式とは、一般的に

1)墜落の衝撃をアブソーバーで吸収する。
2)ルールとして取り付け位置より上に登ってはいけない。
3)設置に際して、適切な配置計画が必要。
4)地組みの段階で「移動ロープ」を仕込んでおく。
5)自分に取り付けている「安全器」から容易に取り外せない。

と云った処が特徴でしょう。

1つ1つ確認しましょう。

----------
1)墜落の衝撃をアブソーバーで吸収する。

5mの「移動ロープ」を使用していた場合、墜落するのは5mですね。

1m墜落すると約5.6kNの衝撃力が人体に加わると言われています。

2.5m墜落すると約8kNの衝撃力が、5mだと。。。。大体10kN。。。
(ロープの構造や材質、胴ベルトの幅などによって大きく変わります)

恐ろしい力ですね。なのでそれを吸収する為にアブソーバー(衝撃緩衝材)が
縫いこまれています。

安全帯の規格では人体に加わる「衝撃力は8.0kN以下」にしなさいと云う決まりがあるので
それ以下の衝撃に抑えてくれるのでしょう。

・懸念している点

アブソーバーが働く手前、或いは働き始めた直後に構造物に当たったとしたら
どうなるでしょう?

腕や足などは。。。。。体に付いていないかもしれません。

当社では、諸外国で主に採用されている「フォールアレスト」と云う考えの基に
0.5m以上の墜落は起きないよう、作業者の安全を確保しています。


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2)ルールとして取り付け位置より上に登ってはいけない。

これはフォールファクター(墜落係数)と云って衝撃力と深い関係がある
係数に関係してきます。

落下した距離をロープの長さで割ると求められるのですが、値は0〜2となります。

例えれば、5mのロープで2m墜落すれば落下係数は0.4
同じ5mのロープで支持点よりも上部3mから墜落すれば8m墜落するので落下係数は1.6
となります。

製品として、前項の「衝撃力は8.0kN以下」に抑える為には落下係数を1.0以下である
必要がある為、取り付け位置(支持点)より上に登ってはいけません。

・懸念している点

ルールと書きましたが、法の定めはありませんので、教育と訓練を受けた上で
メーカーの説明や注意を遵守しないといけません。

当社では、「タワークライム」と云う技術の幾つかによって「安全に登る」技術を提唱しています。


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3)設置に際して、適切な配置計画が必要。

一応、教育というか、講習があります。

・キーロック方式安全ロープ現場取扱者
・キーロック方式安全ロープ点検整備技術者

受講の有無が使用を制限するのかは不明です。(資格と云うものかどうか?)

・懸念している点

前項のにも有りますが、メーカーの主催する講習会やセミナーを受講し、それを基に
現場で事故の発生が起きないように計画し、また実施状況の確認が必要となります。

以前、送電鉄塔工事業界の大御所のお客さまの所で、「移動ロープ」配置の
設計用のアクリル製テンプレートを見せて頂いた事がございます。

当社では、「自分の身は自分で守る」ことを第一前提とし、個人用保護具(PPE)を
活用し、個人のスキルを高める事によって、安全を確保しています。


----------
4)地組みの段階で「移動ロープ」を仕込んでおく。

建設工事の段階では、地上で計画通りに取り付けてレッカーなどで吊り上げますから
いつも安全なところに「移動ロープ」を設置できます。

・懸念している点

支持点より上部へ登ってはいけない「移動ロープ」を下から上部へ設置できますか?

設置する為に持って登っている「移動ロープ」って設置し終えるまでは
何処にも固定されていない「キー」ですよね。(「解除キー」にもなるという意味)

当社では、(2)の技術を提唱しています。


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5)自分に取り付けている「安全器」から容易に取り外せない。

安全な地上から、危険な上部に入った段階で「キーロック」のシステムに守られます。
外すためには、別の「キーロック」に繋がれるので、危険な上部にいる間中、ずっと
「キーロック」のシステムに保護され続けます。

・懸念している点
これが最大の盲点だと捉えています。

万が一、墜落したと仮定しましょう。

・宙吊りの状態です。
・被災者には意識が有りません。
・急いで下に降ろして「手当て」しないと“死亡災害”になります。


「解除キー」を持って登ったとしても、どうやって救助しますか?

@みんなで登って上に引き上げる。
×「キーロック」は被災者を守っているので救助者はロープ無しで登りますか?
×「脊椎の損傷」が疑われる被災者を「ソーレ、ソーレ」と引き上げますか?
×引き上げた後、どうやって下に降ろしますか?(ヘリコプター?)

A下に降ろす。
○正解なのですが。。。。
・どうやって「キーロック」システムから離脱しますか?

宙吊りで有れば「安全器」に負荷が掛っていて外れないんじゃないですか?
(外す事が可能かどうか、実験した方、居たら教えて頂きたいのですが)

普通の安全帯でも「胴ベルト」と「ランヤード」が切り離せなければ
同じ事が言えます。


×別のロープを用意して、今ぶら下がっている「移動ロープ」を切断する。
 (切断した瞬間、被災者には体重の2倍の衝撃が加わるでしょう)

当社では、欧米のレスキュー技術を駆使する事によって、現場への安全なアプローチから、
一人でも「被災者」を吊り上げる事の出来る「救助技術」を持っています。



************************************************

以上の理由から、

「当社では「キーロック」を「最良」の方法と捉えていない。」と申し上げました。


お分かりのように、その全てを「キーロック」方式のシステムに頼っていません。

「いらない」「不要」と云う意味では決してありません。

「とても良い「キーロック」のシステムも、多くを学ばなければ危険も伴います」
と言っているのです。

当社の「高度高所作業技術」(TWAH-T)も、しっかりと学ばなければ、同じように
危険が伴うのです。


試しにみなさんの周りで「高所作業」している方に尋ねてみて下さい。

「あなたは、何処で、誰に“高所作業”を習ったのですか?」と

ちゃんと習ったと答えをされる方は、ほぼ0%でしょう。(日本の現実です)


だから、墜落・転落災害を撲滅するためにはちゃんとした「教育」がこれからは
必要だと、何度も、何度も言っているのです。


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欧米などでは、死亡災害を「経済的損失」と捉え、本気で死亡事故の撲滅
を考えています。

よく、転落・墜落災害は“ゼロ”には出来ないと言われますけれど
当社は営業開始以来、電柱・鉄塔・ビル屋上などの高所作業と言える作業を
大小合わせて2000回以上行った上で、災害は“ゼロ”です。

当社も欧米と同じく本気で死亡事故の撲滅を考え、実行し、「実現」しています。


長〜くなってしまいました。
お読み下さったみなさん、ありがとうございました。



「キーロック」方式は最も安全?

2010年5月9日 05:40 comment(0) [高所作業]


久々の投稿です。

今年は変な気候ですね。春が有ったのか無かったのか。。。



先日、30mの鉄塔に登って作業する事がありました。

塔上に大きな「鳥の巣」が有りまして。。。

話によると、希少種の鳥らしく、保護団体からの要望もあり
撤去しないで作業して頂きたいとの事でした。

時折、その鳥が頭上を旋回し「キョッ・キョッ・キョッ」と
威嚇されたりしましたが、特に問題もなく翌日早朝にも
その巣に止まってたりしておりました。

気になって調べてみましたら、「ミサゴ」と云う鳥で、
英語名:Osprey 準絶滅危惧種らしいです。

かっこいい鳥で、なんかファンになっちゃいました。
(●^v^●)


秋頃、別の作業で入局する予定が有りますので、その時には
デジタル一眼を持って「カメラおやじ」になってみますね。


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ちょっと気が重くて書きたくないのですが・・・
また、先日「転落死亡事故」が発生しました。

50m鉄塔からのグランドフォール、ほぼ「即死」と云う事で
駆け付けた救急車は収容せずに帰られたそうです。


 ご冥福をお祈りいたします。


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この関連の会社さんからは、
時々お仕事を依頼される事がございます。

災害防止には、熱心な会社さんで、事故発生の前の週も
「安全大会」に参加させて頂きました。

今、「転落死亡事故」の再発防止策で大変な状況にあるようです。


そうした中、対策として「キーロック」の導入が有力そうなのですが、
そうなると、当社はお仕事をさせて貰えなくなるかも知れません。

それは、当社では「キーロック」を「最良」の方法と捉えていないからです。

誤解しないでください
決して「キーロック」方式を否定している訳ではありません。

鉄塔などの建設工事には欠かせませんし、これで命が助かった事例を
多く存じ上げております。


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「最良」と捉えていない理由の前に、「キーロック」の説明をしないといけませんね。

実際の作業工程で説明して行きましょう。

「キーロック」方式とは

1)柱上作業用安全帯に「キーロック」と云う安全器を装着します。

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2)その「キーロック」安全器にはスリットが2箇所開いています。

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鉄塔建設時、支柱などを節毎に地上で仮組みしてレッカーなどで吊り上げ組立ますが、
仮組みが終わって吊り上げる寸前に、支柱の上部になるであろう箇所に
「移動ロープ」なる物を縛り付けます。

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この「移動ロープ」には種類が幾つかありますが、一般的には5m、7mの一本物が主流でしょう。

片端は、鉄塔材に縛り付け易いようにフックやD環が取り付けられ、保護チューブが
挿入されていたりします。

もう片端には、ショックアブソーバーの役目を果たすナイロンテープが縫いこまれ
その先端に、「キーロック」安全器に取り付ける為の「キー」が付いています。

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組立の作業員は鉄塔の上で仮組みの終わっている支柱を待ち構え、吊り上げられた
支柱の下部と、今、待ち構えている上部を接続します。

接続作業が終わると、また次の節を取り付ける為に上に登りますが、その時、
仮組みの時に仕込んでおいた「移動ロープ」がぶら下がっているはずです。

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3)その「キー」を「キーロック」安全器のスリットに差し込みます。

4)すると、差し込んだ「キー」がロックされ、外れなくなります。

5)もう一方のスリットに次の「キー」を差し込まなければ、
                     「絶対」に外す事が出来ません。

最後の「キー」を外すためには「解除キー」で外します。


いうなれば、「解除キー」を地上に置いておけば、塔上で作業している作業員は
地上に降りて来るまで「絶対に無胴綱にならない」状態を作る事が出来る作業方法なのです。

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いかがですか。
画期的でしょう。以前このコラムにも書きました、

「万が一、転落しても地上に激突(グランドフォール)しなければ安全」だと

まさしくそれですね。


なのに、なぜ「最良」ではないと言うのでしょうか。


長くなりましたので次回に書きますね。
少し、考えてみて下さいませ。



50前の手習い(*_*)

2010年3月5日 21:07 comment(1) [高所作業]


もう3月になってしまいましたね
(この前、正月になったと思ったのに。。。)



最近の格言で「お気に入り」を紹介します。

世の中には困難なことが山ほどあるが、不可能なことはそうない。

ソフトバンクの孫正義社長の言葉だそうです。



50の手習い・・・よりは少し早めなのですが、
今年に入って「GOLF」とやらに手を出してみました。

これまでは、自分の性格上、「始めたら絶対にハマる」と思い、
色んな言い訳を作って始めませんでしたが、とうとう。。。


私は、書く事、箸を持つ事、以外は左でして
俗に云う「器用貧乏」の多い左利きの人間です。

それが、右利き用のクラブを入手してのトライなので
なかなか。。。。悪戦苦闘中です(泣)


困難ですが頑張ってみたいと思います。


****************************************************


前々回のコラムに引き続きます。


3)今、ご使用のカラビナの強度は大丈夫なのか。
4)補助綱に体重を預けての作業は大変危険ではないか。

このように云われましたが・・・・・

3)その時の製品はCMCのアルミ製のカラビナで、NFPA-G(40KN MBS)だっだのですが。。。
国産じゃない。或いはスチール製品じゃないのが不満だったんでしょうか?(悲)


そういえば高所作業講習を受講された生徒さんからこんな話を聞かされました。

元請け会社さんから「カラビナの現場使用は禁止」との事。。。。

私は耳を疑いました。急ぎ親しい知人に確認したところ、
先日コラムに掲載した「墜落死亡事故」の事故要因の「カラビナ型ベルトフック」
の使用に関しての再発防止の対策として

・「安全帯ベルト」の正規D環と掛け間違える可能性のある部位へ
    「カラビナ型ベルトフック」を装着する事を禁止します。

と云う通達が出されたそうです。

なんだ。そうだったのか。と、安心しながらも、この現場の「監督」さんは
その正確な部分を認識しているのか?いないのか?とにかく「カラビナ禁止」の一転張り。


カラビナって認知度が低いのかなぁ。。
昔の「氷壁」ってドラマの影響かなぁ。。(欠陥品カラビナを巡るドラマ??)

正しい製品の、正しい使用方法をもっと広めて行かないといけないようですね。



4)Petzl社のフック付ランヤードを一般の「胴綱タイプのランヤード」と併用して
腹部のD環に取り付けワークポジション(一本吊り)を取り、体を安定させたのですが、
13mmのロープが細いと思われたのでしょうか。

破断荷重は35KN以上ありますし、製品自体は15KNって記載してあります。(EN358)


ん〜なんだか、言ってる意味がよく判んなくなってきますね。


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今回私たちも、皆さんの安全意識を観察させて頂きました。

見学の方の屋上に上るという「唯一の危険行動」を、いかに安全に行うのかを。

と云うのも、現場へのアクセスは一面解放状態の階段室4階天井ハッチ
(脚立を上がり、タラップを昇ってハッチをくぐり屋上に出る)しかありません。

「危ないですよ!」と3回以上、その場で注意を促したにも拘らず、
誰一人として自分の着用しているランヤードを使いませんでした。

(○○協会の方も使用していませんでした。)

私たち作業員は、皆さんの面前で、1人目はWランヤードで登り、2人目は1人目のビレイによって
アクセスしましたけれど。。。。。

Wランヤードを使用しないまでも、最低限自分の着用している「安全帯」や「ランヤード」は
タラップに掛けるなりして「活用して頂きたかったなぁ。」と思いました。


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そこで私が個人的に感じたのは、国内の「災害防止」の関係団体の方々でさえ、
転落、墜落災害の先進諸外国に学ぶ事無く、未知の技術に興味を示すでもない
「排他的対応」に、少し悲しい気持ちになりました。


本当の「危険」は、実際に作業する人にしか見えません。


自分の勤めている会社、元請け会社、発注者、監督官庁、国、

「安全」の名の基に色々と言われますが、最後に身を守るのは「自分自身」である事を、

忘れないでくださいね。


感動していますか

2010年2月21日 19:49 comment(0) [高所作業]


皆さん、冬季五輪見てますか?

多くの選手の方々の頑張りに、勇気や感動を頂いています。



感動と云えば、先日NHKで「7サミット 極限への挑戦」という
ドキュメンタリーの再放送があり、心を揺さぶられました。

「7サミット」とは、世界7大陸の最高峰の山々を指す言葉で
その全てを登頂した方を「セブンサミッター」と呼びます。

私の知人にも「セブンサミッター」の高橋さんという方が居ますが、
話を伺うと、まさに、「想像を絶する」体験をされた様子でした。



ドキュメンタリーは、
「セブンサミッター」を目指す「栗城 史多」さんが自分の挑戦を、
自身のブログで動画と共に発信することによって、多くの方たちに
勇気や感動を与えているところが紹介されていました。

詳しく知りたい方は、検索すればすぐに見つかると思います。
(感動して泣くかもしれません。)


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前回のコラムで「災害防止」の大御所の方より

1)フルハーネスは柱上作業用ではありません。
2)柱上作業として法律で認められているのは、「U字吊り用胴ベルト型安全帯」のみです。


について、色々と考えてみました。

1)は確かに現在、国内製品でフルハーネス型と呼ばれている安全帯には業界で云う
「フォールアレストハーネス」しか無いので、「ワークポジショニングハーネス」に関しての
見識は持ち合わせていないのも当然でしょう。「吊り下げられて作業する為のハーネスの事です」

当コラムで何度も記載していますので、ご理解いただいている方も少なくないでしょう。

でも、なぜこのような事を言われたのでしょう。

それは「法」によるものだと思います。

労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)第42条の規定に基づいた
安全帯の規格(昭和50年労働省告示第67号)の全部が改定され、
厚生労働省告示第38号として平成14年4月1日から適用された告示にのっとっています。

(詳しい事は。。。調べてみて下さい。)

しかし、第九条「特殊な構造の安全帯」では
特殊な構造の安全帯で厚生労働省労働基準局長が第二条から前条までの規定に適合するものと
同等以上の性能又は効力を有すると認めたものについては、この告示の関係規定は、適用しない。
とも謳っていますけれど。。。



2)は国内の製品で上記の選択肢が無ければそれ以外判りませんね。

私個人の意見なのですが、

「U字吊り用胴ベルト型安全帯」で柱を昇降したり、移動したりする際には
必ず、「掛け替える行為」が発生します。しかも頻繁に。

ルールに則り
「ランヤード、補助綱を活用し、無胴綱状態にならない事。」
言いたい事は解りますが、頻繁に「掛け替える行為」を忘れたり、めんどくさがったりするのが
「人間」だと思います。

(生涯、一度も「忘れ物」した事無い人って・・・居ませんよね。)


それと、「U字」に掛ける事による弊害として「掛け間違え」の墜落事故が発生しているように
思います。

「ベルトのD環が目視確認出来ていなくても“感覚的”に掛けたと“誤認識”してしまう。」
もしも間違いがあった場合には「するっ」っと転落してしまいますね。




以上の事から、
A)自分自身の身を守り安全に楽に作業する。
 (正しい知識とスキルを学んだ上で)

B)法で定められている物を使用し、危険から最低限度しか守られていない状態で作業する。
 (手渡されただけの「安全帯」を着用して)

C)足場、手摺を設置して安全に作業する。
 (作業の為の仮設設備。。仮設設備の為の予備仮設。。。ん〜幾ら掛るんだろう?)

ちょっと穿った見方かもしれません。
今ご使用の「安全帯」で擬似的に宙吊りになり救出に要する平均時間(約40分)を耐えられた方
には「お詫び」申し上げますが、それほどの差があります。


長くなってしまいましたが、
皆さんは(A)(B)(C)どれを選択されますか?






柱上作業用安全帯って??

2010年2月6日 15:40 comment(0) [高所作業]

まだまだ寒い日が続きますね。

屋外での作業はとても寒いのですが
皆さん、防寒対策はバッチリですか?



昨年の11月から、中国地方の5県内で空中線関係の点検業務を行っていますが、
先日、現場での「安全パトロール」を兼ねて、○○協会と云う「災害防止」の
大御所の方が視察に来られました。

○○協会さま      2名
事業者(発注者)さま  2名
元請け会社さま     3名
同業関連会社さま    5〜6社

結構な人数が集まりました。


当日は「ロープアクセス技術」が色濃い現場でして、
当然、ワークポジショニング・ハーネスを使用し、
更に、ビレイ用にフィックスロープ(ASAP用)を仕込んでと、普通では見慣れない
装備や工法での作業を行いました。
(ビル外壁清掃業務などでは日常的なのですが)


色々と「ご指導」を賜りました。が。。。。。

その中で(ハーネス・ランヤード・カラビナに関して)???と思った件がございましたので、
その一部を掲載させて頂きます。


1)フルハーネスは柱上作業用ではありません。
2)柱上作業として法律で認められているのは、「U字吊り用胴ベルト型安全帯」のみです。
3)今、ご使用のカラビナの強度は大丈夫なのか。
4)補助綱に体重を預けての作業は大変危険ではないか。
 etc


「指導」と云っても具体的な方法とか対策とかの説明や指示が有る訳でなく、
話の最後に「・・・私にはよく解りませんが・・・。」と括られました。




ん〜。皆さん、どう思われますか?

(長くなりそうなので、次回に)

気が付けば「資機材」だらけ

2009年12月23日 17:53 comment(1) [高所作業]

私は、ガチャ物好きなのかしら。。。と思えるほどの

「資機材」の量になってきました。


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・建設現場などでの安全確保向きの機材

・柱上作業に適している機材

・鉄塔上での作業に最適な機材

・搬入・搬出で威力を発揮する機材

・利便性、操作性、安全性を検証するための機材

・最悪の事態に備えるための、救助用資機材

・応急手当の講習用のダミー人形やAED訓練機・実機


あれよ、これよと、集めたらこんなになっちゃいました。


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そもそも、メーカーに固守していないからかもしれません。

それは、メーカーを絞ってしまうと、
「この機材、良いですよー」
「これ、在ると便利ですよ」
って、依存してしまうのが、あまり良くないと考えているからです。

「在ると便利」はそれが無い時、困ってしまいますよね。

「無いなら工夫する」が一番シンプルだと思いませんか?


ただ、「物事を教える」と云う考え方で行くと、
「知らない」「触ったこと無い」ではまずいですよね。

なので、「検証」して行くうちに、こんなになってしまいました。


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(これが全体の8〜9割です)



いろんな資機材を、「自分自身で」実際触って検証してみたい方や、

「資機材」の導入にお困りの方はもちろん、練習や訓練に活用してみたい方は

是非、ご相談ください。

「資機材」単独での貸し出しは難しいですが、何かの形で「ご協力」出来ればと思います。




個人装備で転落防止を施そう!

2009年12月19日 21:43 comment(1) [高所作業]

みなさん、年末ですね。

忙しくて、年の瀬を感じる暇もないのですが。。。


およそ3週間ぶりのコラム更新です。


日常の業務の中で、ビルの屋上で作業することが多いのですが、
皆さんは、「自己確保」をどのように行われていますか?

屋上の階段室やエレベータ機械室など一段高くなっている部分を
一般的に「塔屋」と呼びますね。

その上で、簡単に「自己確保」を行ったので、ご存じとは思いますが
その一部をご紹介いたします。

その資機材は、実に単純で、個人用保護具「PPE」と呼ばれているものばかりです。


まず、「塔屋」の屋上にハッチをくぐって登りました。


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ここから先の作業箇所まで、皆さんは、どのように移動されますか?

「歩いて移動・・・」確かにその通りなのですが、手摺などが無いので転落しちゃいますね。

当社では転落する限界の「エッジ」から1.8m以内を「ハザードゾーン」(危険区域)として
安全を確保されていない「Safety“ZERO”」の状態で進入してはいけないと定めています。

ここで、私は「高架水槽」の梯子を入念に観察し、そこに「○○エッジキット」を使用して
「自己確保」(セルフビレイ)を捕りました。

(赤い変わったコネクタです)


それから、向こうの避雷針ポールまで進んで簡単にアンカーを作りました。


で、さらに左に進んで別の柱にアンカーを作り、最終作業場所まで進みました。


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そこから、戻って来るのは、それまで「自己確保」を行っていたロープに「ランヤード」を掛け
辿って来るだけです。


      (お分かりのように終始、自己確保がされています。)


一度戻って、次の作業者を(ビレイ)しながら登らせます。
(ハッチの下は簡易タラップなので。。。)


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登って、考えて、確保ロープを仕込んで・・・・その間、およそ5〜10分

でも、効果は完璧ですよ。

これが出来て、初めて「無胴綱状態」が実現可能なのです。



    先日、足場解体中に転落死亡と云う「事故速報」を目にしました。

    (その危険個所から2〜3mの場所には自分達が施工したであろう
                      頑丈な「鋼管柱」が立っていました。。。)



皆さんならどのように「自己確保」施されますか?


クリーンエネルギーにも一役

2009年11月30日 00:41 comment(1) [高所作業]

やっぱり、「コラム」空いちゃいました m(_ _)m

最近、例年より寒い日や、暖かい日があったりで体調を崩し気味です。
皆さんは、体調万全ですか?



先日、高度高所作業訓練に御越し下さった方のお話をします。


その企業さまは

「日本ムーグ株式会社」

と云って

神奈川県でサーボモーターや電動機の精密機械などを取り扱っておられる企業さまで、

風力発電の保守・保全業務で生ずる高所での作業に於ける安全確保技術と

緊急事態発生時の安全な避難技術を習得したいとの思いでの受講となりました。


皆さん、ロープアクセス技術等の本格的な技術講習は初めてとのことで、

高所での作業や、耳慣れない用語・資機材で「悪戦苦闘」されながらも、とても熱心に学ばれ、

また、美味しい「お好み焼き」を堪能されたりと、有意義な講習会となりました。


私たちも、「風力発電」と云うクリーンエネルギーの最先端のお話を伺う事ができ、

大変興味深く、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

本当にありがとうございました。そして、大変お疲れ様でした。




クリーンエネルギーと云えば、最近、家庭向けの「ソーラー発電システム」が
あちらこちらで見受けられるようになりましたね。

先日も、施工の様子がテレビで放送されているのを拝見いたしましたが、

作業の際の安全対策が稚拙で、

「これで本当に大丈夫なの?」
「これで転落事故起こされたら、施主さん怒るよ」

と思われる工事をやっておられました。

職業がらそういう風に見てしまうのがいけないのでしょうか?。。。。



   私が10歳の頃、よく可愛がってくれた祖父は、自宅の雨漏りを直す為、屋根に登り
      2階の屋根から滑落して、約5年間植物状態・・・後に永眠しました。




話は長くなりましたが、みなさん

高所での作業では、「絶対に墜落しないで」くださいね。

言い換えれば、いつでも「手が離れても、滑っても、落ちない」状態を作って作業してください。



転落の危険は、自分で回避しよう

2009年11月7日 21:42 comment(1) [高所作業]

随分、涼しくなってきました。

て言うか、もう「寒ブッ!」って日がありますね。


投稿、やはり空いてしまいましたm(__)m


昨今、いろんな会社さんで「「転落・墜落」災害を無くそう」と云う、お話を聞きます。

それだけ多くの事故が起きています。

数多くの事故速報や、事故事例を見聞きします。


根本的な部分

「自分の身は自分で守る」事を知らなさ過ぎです。

現場での「安全対策」は作業者がそれを“遵守”する事でのみ機能し、事故発生時には、
「言い訳の立つ」ようにも出来ていると思ってください。
(全てがそうではありません。)


私は、受講して頂いた生徒さん「全員」にいつも言います。


命を犠牲にして良い仕事はどこにも無い・・・と!




率直に言います。

その、事故事例に照らし合わせると、

当社の「高度高所作業技術」を学べば、防げるものが殆どです。


で、今回は皆さんに「個人保護具(PPE)」を使用して

これなら「自分の身を守れる」ようになれるであろう資料


safety_technical.pdf




をお見せいたします。
合言葉は「onsightsystem」です。

ちゃんと習わなければとても「危険を伴う」資料ですので、
配布しないで

お問い合わせ

下さい。


墜落・転落の危険から「縁」が切れますように。。。




特殊搬入してきました

2009年10月2日 01:20 comment(1) [高所作業]

コラムが空いてしまいました。m(_ _)m

今、岡山県の水島のビジネスホテルに居まして・・・(只今、コインランドリー洗濯中)
今週は前半に鳥取、後半は岡山、ちょっとハードワークが続いています(*_*)

鳥取で行った当社の「高度高所作業技術」を発揮した搬入作業を行いましたので、
その概要をご報告いたします。

本来は、クレーンによる搬入作業なのですが、
・サイズの大きなクレーンが必要
・駐車場は広く、それだけ「敷き鉄板」養生が必要
・それだけの費用は掛けられない
・機器設置場所(塔屋屋上)へのアプローチがハッチ(600×600)のみ

との理由から、機器の搬入と、その架台及び支持柱(アンテナ取付用)の
組立の依頼を受けたものです。


機器の一番大きな物は(W:900 D:900 H:2000 重量:約200Kg)です。
架台の一番長い部材は約5mです。

イメージ
(横位置写真でごめんなさい)



Aフレームを広告塔に建てました。
外側のガイラインのアンカーは約35m前方です。

イメージ
(システム確認中)



搬入機器の位置に合わせてガイラインを調整しながら振り込んで吊り上げました。

イメージ
(写真はメインロープを下ろす準備中)



上げのシステムは、広告塔の内部で「シンプル9」を組みました。
広告塔の上の人は自己確保技術により「完全」に守られた状態で作業しています。

イメージ
(写真は別のシステム切り替え中??)



一見すると「危険な作業」ですが、
私たちは、専用資機材や知識と技術に裏打ちされた安全な作業を行っています。

「高所作業」の指導を行っている以上、絶対に事故出来ませんから。

もしも、困った事が有りましたらご相談下さいませ。
お力になれる事があるかもしれません。


メインラインの固定案

2009年5月22日 15:41 comment(1) [高所作業]

みなさん、いかがお過ごしですか?
そろそろ梅雨の時季なのか、天気が読み辛くなってきましたね。

先日、Rescueの講習会に参加した旨を書きましたが、
ロープの件で色々と考える事がありまして・・・

それはスタティックロープの伸び率に関して、
ロープアクセスの業界の方はご承知なのですが
欧州系の計測方法と、米国系の計測方法には違いがあることす。

欧州系のロープアクセス業界の技術や資機材に、規格の違う
米国系の規格のロープの導入(低伸び率のメリットの導入)って

う〜ん・・・・・・・

どちらもメリット、デメリットがあって、状況によって
どのように活用していくのがベストなのか・・・

「より良く、より安全」

なシステムや方法を、を試行錯誤しながら模索しています。

で、こんなのはどうでしょう。
メインライン(ワーキングライン)を固定する「案」です。


イメージ


イメージ


メインロープ:伸び率の低いNFPA11mmスタティックロープ
ジャンパー:6mmアクセサリーコードをPurcellでGanged
用途:鉄塔・構造物等でアンカー〜作業者間にエッジが無い場合。

※カラビナは1枚でも良かったのですが、便宜上アンカープレートを入れました。


業界の方で、目的と意図がご理解いただけた方、良さそうであれば
是非試してみて下さい。

ご意見や運用した感想をお聞かせ頂ければ当社としても嬉しいです。
また、改良の余地がありましたらどんどん取り入れて行こうと思います。

まったく???な方は、お問い合わせ頂きましたら説明致します。


宜しくお願い致します。


ほう縛の技術は古い?

2009年4月21日 20:24 comment(11) [高所作業]

もうすぐゴールデンウィークですね。
高速道路が土日、千円になりました。
皆さんはどのように過ごされるのでしょうか?


高所作業の講習を行っている当社ですが、
今でも、現場で工事を行っています。

現場での工事を30年近く行っていますと、
様々なシーンで技術革新を目の当たりにすることがあります。

いろんな素材が開発され、それに伴い工事材料、工法や技術
そして施工品質に影響する「工事仕様」まで変わってきましたね。


その中で、特に関心を持っているのが、「縛る」と云う行為ですが、
「インシュロック・タイ」とか「タイ・ラップ」と云われている商品によって
工事性が劇的に良くなりましたね。

安価で丈夫で軽くて長さも揃っている。

しかし、以前からちょっと問題になっています。

屋外での使用に対して、耐久性が乏しく、「耐光性」の有ると云われている
黒色の製品でも、3年から5年程度で切れてしまうと云う事です。。

これは、紫外線によって、あるいは加水分解、またはその両方によるものと考えられます。

屋外の、重要な部分に使用されていれば、いずれは大変な事になる可能性がありますね。


近年、外国製品で「デ○テック」と云う商品が良いと云う事で、
各方面より推奨されてきておりますが、何と言いますか・・・・・・「お高い」です。

また、工夫してはいますが、「無駄な切れ端」が出るので・・・「エコ」じゃない気がして


なので、最近、「ケーブル縛り紐」とか「クレモナ紐」で頑張っています。

ただ、もう時代遅れなのか、「お客様」にはあまり受けが良くない気がします。
「靴ひも」だなんだと言う担当者がたくさんおられて困ります。

一方で、よくご存じのお客様からは「お褒めのお言葉」を頂戴する事もあるのですが・・。

・安価な材料。
・丁寧な仕事。
・10年以上の耐久性。
良い事だらけですけど、手間がかかります(涙)

当然のことながら、施工に際しては「技術」が必要ですね。
ロープワークにも同じく「理」に適った「技術」が必要です。

昔の技術ですが、一応参考として掲載しますね。


イメージ


イメージ


イメージ


大阪のみなさん!

2009年4月6日 01:51 comment(1) [高所作業]

暖かい日が続いて春らしくなりましたね。

新しい年度を迎えた方々も多いのではないかと思います。

気分を一新して、素晴らしい年度にして行きたいと思います。



先週、大阪の企業様が高度高所作業訓練を受講されました。

遠方よりのご参加、ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
(広島のお好み焼き、美味しかったですね)



関西の方らしく、いつも「ボキャブラリー」の精神で
とても楽しく、和気藹々とした講習となりました。

その上、とても熱心に「ロープワーク」に取り組まれ、
私も、ついつい熱の入った指導となり、時間を忘れての講習となってしまいました。


今回は初めて「フルボディーハーネス」を体験される方々ばかりでしたので、
従来の「安全帯」との違いを感じて頂きました。


安全帯で“宙吊り”になってもらいましたが、その感想は、

「3分もたんなぁ」「腰イッてまうなぁ」

と、普段使用している「安全帯」の吊られた姿勢の辛さに
驚かれていました。



今回、習得された技術を現場で活用され、
きっと、関西圏でご活躍される事でしょう。



またひとつ「安全な現場」が増える可能性が広がった事を
大変、嬉しく思っております。


大阪の皆さん、何か有りましたら連絡くださいね!

宙吊り被災者の救助の模様

2009年3月22日 22:29 comment(1) [高所作業]

日曜日にも関わらず、可部トレーニングセンターにいます。
業務の資料を取り纏めておりました。


当社の行っている講習の中に、

「被災者の救助」と云うのが有ります。

これは、米国で行われている
「Tower Rescue」のカテゴリーの幾つかを、
国内で入手可能な資機材を用いて行っています。

先日、開催した「高度高所作業技術訓練」の一部をご紹介しますね。


イメージ
被災者の役は「私」です。
1本吊り・U字吊り兼用安全帯(旧D種安全帯)
に安全帯から取り外す事の出来る一般型ランヤードを取り付けています。



イメージ
この態勢は非常に辛いので、救助の準備が整って
宙吊りになりました。
(1分耐えられれば“すごい”事です。)




イメージ
下向きになっている被災者に「レスキューハーネス」を被せている所です。

その後、「被災者」を一度上向きにしながら、吊り上げます。


この時、注意する点は

ランヤードが邪魔をします。でもこれは「被災者」の“命綱”ですから
外せないので、特に注意を払わなければいけません。

それと、ランヤードが「被災者」から切り離せる事。

切り離せなければ、ランヤードを切断するか、もしくは、
フックまで登って外す必要があります。

(ソロレスキューでは、大変な作業になるでしょう。)




イメージ
何とか、一緒に降りて来ました。
(ストラクチャー・ベースのソロでのピックオフ・レスキューでした。)




イメージ
「突然の心停止」と云う設定でしたので、CPRが行われようとしています。






「タワーレスキュー」の方法は、幾つもあり、

・上部が主体なのか?、地上が主体なのか?
・レスキュアーが「被災者」まで降りて行く必要があるのか?
・そのまま降ろせるのか?一度吊り上げて、真下以外の所に降ろすのか?

などなど、救助技術は沢山ありますが、いずれにしても素早く救助する必要がありますね。


この、スキルの訓練をすると、受講者の方は一様に「普通の安全帯」の使用を嫌がります。

それだけ、辛い態勢を強いられてしまいます。

こういった訓練をするといろんな事が分かってきますね。

フルボディーハーネスの選び方

2009年3月18日 01:23 comment(1) [高所作業]

今日は、島根県、松江市に来ています。
年度末なので、結構忙しいです。


最近、「フルボディーハーネス」について、よく訊ねられます。

・どれが良いのか?
・何がどう違うのか?
・日本製と外国製では「日本の安全帯の規格」
 を満足している日本製が良いのでは?

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Q1どれが良いのか?

使用する状況、環境等によって用途が違いますので
作業に適している物を使用して頂きたいものですね。

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Q2何がどう違うのか?

使用用途により構造が違います。。

フォールアレストハーネスとワークポジショニングハーネス。

前者は文字通り、落ちた時に安全に止まる為のハーネスです。
一般的な商品の構造は、両足を入れて股まで穿いた後、上着を着るように
両肩を通して胸の前で合わせる(ベルトやカラビナで左右を接続する)構造が主流です。

ランヤードの接続は、胸の前と背中に有ります。(背中のみの商品も有ります)

主な使用状態は、上から吊られているランヤードに接続されて自由に動き回れる体勢で
使用しているのが普通のようです。

使用例としては、駐機庫内で飛行機の翼の上を清掃する方や、
タンクローリーに給油する際、車上作業員の方が給油場所に展張されたワイヤーに
ランヤードを掛けて使用されていたりしますね。



対して後者は仕事をする為の姿勢が取れるハーネスです。
一般的な商品の構造は、両足を入れて股まで穿いた後、首を通す、あるいは
背中から首の両側を通したベルトをお腹の前で接続(バックルやカラビナで接続)
する構造が主流です。

ランヤードの接続は、お腹の前とその両側、胸の前と背中に有ります。
(シットハーネスと言って、ベルトより上半身の無い物もあります。)

主な使用状態は、一概に言えないほど応用範囲が広く、
ロープアクセス技術の全てに対応できます。
(ツリーイング(木登り)の一部の技術には若干の難がありますが・・・)

使用例としては、前出のフォールアレストハーネスと同様に使用でき、
さらに、1点吊り、U字吊り、逆さ吊りと、自由度は大変広いです。

当社の講習では、「ワークポジショニングハーネス」を使用しています。

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Q3日本製と外国製では「日本の安全帯の規格」を満足している日本製が良いのでは?

良い、悪いとは云えませんが、ワークポジショニングハーネスと
呼べる商品ではない気がします。

それは、以前の「安全帯」の規格で1点吊り若しくはU字吊り、のどちらかのみにしか
使用できない事。と云う制約があった為だと考えられます。

幾つかの商品を検証してみましたが、そのいずれも、
現在ある「電気工事用安全帯」にフォールアレスト対応のベルトを追加しただけと
思える製品が多く見受けられます。
(KEY‐ROCKシステムが追加できる点は良いかも)

それと、墜落の際の、衝撃の限界値の設定が「日本の安全帯の規格」では8.0kNとなっていて、
欧州のEN(ヨーロッパの高所関連の規格)6.0kNより甘い規格となっています。

(体に加わる衝撃が概ね200kg違うと云うことですね。)

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何にしても、より安全になるハーネスを使用する事は良い事だと思います。

そして導入後には、次に事も考えて頂ければと思います。

「使用方法」と「救助方法」を


背中で吊られた被災者の方は、自力では助かりませんね。


当社で、お力になれる事がございましたら、お気軽にご相談下さい。



事故の続報です

2009年2月26日 01:22 comment(2) [高所作業]

只今、岡山に出張中です。

ホテルにはインターネットの環境が整っていないので、
イーモバイルで頑張っています。


先日の続報が届きました。

速報でも記載していました「ベルブロック」が現場には設置されていたそうです。

しかし、「それを留めた所に問題があった。」との事でした。




「電気屋さん」は腰のベルトにたくさんの道具を付けていますね。

私の知人に
「幼少の頃、家に電気屋さんが来て(かっこいい)と思った」
のがきっかけで電気屋さんに憧れて今の職業に就いた。
と、おっしゃっていた方がおられました。

私も、学校を卒業して電気工事の会社に就職した時、
「これが、君の“腰道具だ”」って支給された嬉しさを思い出します。

そのベルトに「工具袋」「ペンチ挿し」「ドライバー挿し」を使い勝手の良いように
色々と取り付けたりしました。(初々しかったなぁ)


最近、ホームセンターや工具専門店に行くと、様々な「ベルト」取付用品があります。
その中に、特に注目しているのはベルト装着タイプの「まがい物カラビナ」です。


今回の「墜落事故」は本来ベルトに装備されている“D環”ではなく、
間違えて「まがい物カラビナ」に「ベルブロック」を掛けたのではないか?

との事でした。


製品には、注意書きが「言い訳」のように記載してありますし、
ここでは、その商品に対して云々とは言いません。
(ちゃんと使用すれば、大変便利な商品だと思っていますから??)

とても便利な商品だと思います。が、
これが原因であると思われる墜落事故の報告が、たくさんあります。


何が問題でしょうか?

掛け間違えたのが「問題だ」としてしまえば、それはそうなのですが、
私の言いたいのは、

「掛け間違えてしまう」ものなんです。(間違えるんですから!)


事故事例を見てみますと、

・まがい物カラビナに掛けた。
・ペンチの握り部分を“D環”と思った。
・ヤッケが挟まっていた。
・ジャンバーのポケットに掛けた。
・etc

どうですか、全て“間違え”でしょ

自分に置き換えてみてください。
胴綱を架け替える度に、100%目視によって確認していますか?

私は、何度も掛け間違えそうになりましたし、実際間違えて、気が付きました。

一度だけ、間違えに気が付かない時がありました。
それは、“D環”に掛けてあった「補助胴綱」のフックと“D環”の2個を咥えていました。



「間違え」は何時でも、誰でも起こしてしまうものなのです。
今、業界の中でも「ヒューマンエラー」を無くそうと、躍起になっていますね。

ある程度は、発生を抑えられるでしょうが、“O災”が可能でしょうか?
研究によると、間違えを起こすまいとすればするほど、発生率が上がると言う説もあります。



(間違えが起きても、最悪の事態は確実に回避できる方法。)

これを、真剣に考える時が来ていると思いませんか。





先程、また「死亡災害」の速報が入ってきました。

(ビルの屋上での作業中に地上へ転落・・・・・・・・・・・死亡が確認されたそうです)



墜落事故の速報について

2009年2月11日 01:09 comment(1) [高所作業]

先日、墜落死亡事故の速報が入りました。

詳細が不明なのですが、一般的な部分を抜粋した上でお伝えいたします。

******************************

通信工事工の30歳代の男性が、午後の作業にかかって、約20分くらい経った頃、
40mシリンダー状の鉄塔の、およそ15mの高さより墜落。

(グランドフォール)

15分後に救急車到着。病院搬送。

墜落の2時間後、死亡確認。



大変、いたたまれない、
投稿していて辛く、悲しい事故です。

ご遺族の方々には、深く哀悼の意を表したいと思います。


******************************

この方の「命」を無駄にしない為に、考えてみましょう。

この方は、なぜ墜落したのでしょうか。

・昼食後で、体が重たかった?(脳や体に血液が回っていなかった)
・シリンダー柱の直径が太くて胴綱が回らなかった?
・胴綱のフックを掛け間違えた?
・補助の胴綱を掛けていなかった?
・スカイロック安全器を使用していなかった?

いずれにしても、一番上以外は、この方の「失念」と云うところで
片づけられてしまうのでしょうか。


もう少し、深く考えてみましょう。

******************************
まずは、個人用保護具(PPE)

日本の「安全帯の規格」に合致した安全帯を使用し、それに適合した胴綱、補助胴綱を
着用していたと思われますが、なぜ、それを使用していたのでしょう?

普段の電柱とかの柱上作業では、一般的であり、普通に使用出来る「胴綱」ですが、
直径が1m以上もあると思われる柱には適していませんよね。

また、電工さんの使用している「安全帯」は墜落を安全に止める構造になっていませんし、
高所で作業する為に作られていません。

ハッキリ言いますと、高所作業において「作業員の安全」を守れない、
安全対策の為の「安全帯」なのだと思っています。

(安全帯は現場入場の“パスポート”みたいな)

現場で見聞きした事ありませんか?
「とりあえず「安全帯」は着けておいて!」とか
足場の上を移動している監督さん(安全帯は着用している監督さん)
(フック付きランヤードを2つ着用していないと、移動中に「無胴綱状態」になりますよね)

******************************
次に安全作業の設備

この現場に、「墜落を安全に止める」目的の設備はあったのでしょうか?

スカイロックの設備は「安全に昇降」する設備のはずです。
「安全帯」「胴綱」「補助胴綱」は個人用保護具です。

その、個人用保護具をかけ忘れたり、間違えが発生した時に機能するのが、
「墜落を安全に止める設備」ではないでしょうか。

「ベルブロック」と云う商品があります。実際、現場にあったかもしれませんが、
使用されていなければ意味を成しませんね。

******************************
最後に救命活動

その現場に居合わせた訳ではありませんので、何とも言えませんが、
救急隊が来るまでの間、その現場に居合わせた同僚の方たちによる「救命活動」が
どれほど行われたのでしょうか?

分からないなりにも、一生懸命行われたと思います。

しかし、もしもその場に十分な訓練を受けた方がいらっしゃったなら、
結果が変わっていたかもしれませんね。

******************************

私たちは、高所での作業において、
・危険は自分で担保するもの。
・自分の「命」を犠牲にして良い仕事はどこにもない。
・自分の「命」を最優先
・仲間を危険に晒さない
・必ずバックアップの対策を行う
と言い続けています。

しかしながら、多くの作業現場で、発注者様、元請さん、監督さんから
「外国のフルボディーハーネスの使用を認めません」とか
「クライミングまがいの危険な行為」と云った、
根拠のない、無知識な発言に驚かされています。
(墜落を防ぐために考えられている技術や資機材なのに・・・・・)


諸外国では、その使用が当たり前の状態であり、国内でも消防のレスキュー隊などが
導入し始めている「作業者の安全を守る資機材」が、

日本の「安全帯の規格」に劣るなんて言う「ナンセンス」な発想

「御上の決めた事に従っていれば、最悪の事態が起きても責任は免れる」と云った
消極的な罪(怠慢・未必の故意)的なものの考え方は、政治家だけで、

いい加減、終わりにしてもらいたいと思います。

この資機材や技術が、日本の「高所作業の常識」となる日が来るように
当社は、頑張って参りたいと思いますので、
皆様のお力添え、応援、宜しくお願い致します。


2008年もあと少しです。

2008年12月23日 20:00 comment(0) [高所作業]

皆さん、めっきり寒くなって参りましたが
いかがお過ごしでしょうか?

通常の業務に追い回されて、久しぶりの投稿です。

今年一年を振り返ると、
ずーっとバタバタしていたように思います。


先日、ビルの清掃などを手掛けておられ、
高所でのロープアクセス作業の大先輩にあたる

「FTG」

の福原様が、便あって立ち寄られました。

業界の現状や、高所作業での安全に対する考え、
「IRATA」の認定に関するお話など、とてもアツく語られ、
感銘を受けると共に、大変勉強になりました。

本当に、ありがとうございました。

当社も、登記上の本社がUSAと云うこともあって、
米国系の認証を春頃より考えてはおりましたが、
通常の業務や、講習の体系化、指導要領の策定に奔走しておりまして
来年、じっくりと検討していきたいと思っております。


今年は色々な方々から、たくさんのご支援を頂戴いたしました。

来年も、本年同様変わらぬご指導、ご鞭撻賜りますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。



短縮コースを検討中

2008年10月6日 23:48 comment(0) [高所作業]

久しぶりにコラムを投稿します。

先日、ある企業様より問い合わせを頂きました。

以前より懸念されている“講習日程”の件で
「2日間で教えられないか」と云った内容でした。


その企業様は、当社のホームページを良くご覧下さっておられ、

「とにかく、業務に携わっている作業員や工事業者に教えてほしい。」

「絶対に高所作業での事故を起こすわけにはいかない。」

「でも、4日間も業務を空けられん!。」

切実に訴えられました。


で、その要望になんとか応えられないか検討いたしました。


1)MFAの講習を全くの別の日(前後3か月以内)に受講して頂きましょう。

2)その企業様の業務内容に合わせた訓練プログラム(2日コース)をカスタマイズしましょう。


つまり、その企業様の求める“高所作業の仕様”に基づいて、当社の訓練プログラム
の中から必要なスキルを選ぶことにより、独自の高所作業の講習を行いましょう。

と云うご提案をさせて頂きました。


例えて言えば、通常業務が「高所作業車」の届く範囲であれば、

タワーレスキューの高度な技術は不必要かもしれませんね。
(比較的に簡素な救助方法のみの習得で事が足りると云う意味です。)


それであれば、

“フルボディーハーネスの基礎活用コース”

と云った講習も可能となりそうです。


今週中には、ある程度煮詰める予定ですので、ご興味のある方は
遠慮なく

お問い合わせ

ください。


画期的?柱上からの墜落防止策

2008年9月11日 15:44 comment(0) [高所作業]

いつもコラムを読んで頂きありがとうございます。


近年、携帯電話事業者の基地局設備が小型化されてきていますが、
特に目を引くのが、空中線支持柱ですね。

40〜50mの高い鉄塔から15m程度のコンクリート柱へと
変わってきています。

色々な面で考え方の根本が変わってきたからなのでしょう。


それでも、必ず何らかの墜落防止対策がされています。
・スカイロックレール
・ロリップワイヤー
・ワイヤーグリップ

高所で作業する方の安全を第一に考えての事だと思います。


ところが、最近ちょっと様子が変わってきていまして、

簡素化された金物が柱の上部に固定されており、その金物に
「通いロープ」が通されていて手の届くところに結ばれている。

と云った物を見かけるようになりました。

これを見たとき、
「簡素でありながら、柱にこのような設備はある意味“画期的”」
「全ての電柱・信号柱に設置されれば、不測の事態が起きても
 最悪のグランドフォールは免れる事が出来るかも・・・」

と思い、関係各所に詳細を確認しました。

すると、あろうことか作業者の回答は、
・使ったこと無い
・詳しい資料や使用方法の説明を受けていない。
・ロープ(16mmロープ)が通り難いし、めんどくさい
・従来の“回し掛け”で事が足りるので、いらない

・・・・・・・・・・・悲しい回答が、殆どでした。


「高度高所作業訓練」を指導している当社と致しましては、
安全に作業できる設備があるにも拘らず活用されていない
などと云う現状に対して、

「見て見ぬふりは出来ない」

との判断から、当社の指導している技術を使って、この設備の安全な
活用方法の一部をまとめてみました。

pole_fallprotection.pdf



見れば解かると云う資料ではありませんが、ご参考になればと思います。
(これが完全と云うものではありません)

もっと詳しく知りたいと思われましたら、

遠慮なく

お問い合わせ

頂ければと思います。



正しい技術を学んでほしい

2008年9月11日 00:54 comment(0) [高所作業]

いつも、コラムを読んで頂きありがとうございます。

先日、前職の後輩から久しぶりに連絡を頂きました。

彼は現在、あるプロジェクトを任されている様子で、

思い出話も早々に、
「以前使用していた資機材の購入先を知りたい。」
「その機材の利用方法を現場作業者達に教えて使わせたい。」
との事でした。


10年くらい前の当時、クライミングの知識しかない私は、登山用品店で
購入できる資機材を集めて、高所作業を行っていました。

現在でも、十分使える資機材と方法なのですが、
安全な「高度高所作業技術」を指導している現在では、

「危なっかしい」事をやっていたもんだと反省しているところです。

それは、知識、危険に対する認識・判断、バックアップ、
そのどれもが欠けていたのです。

例えば、
玉掛け作業の資格を所持されている諸氏には、ご承知の事と思いますが、
玉掛けワイヤーの破断荷重の1/6が使用制限荷重と、法令で決まっていますね。

それは、点検・監理されている玉掛けワイヤーは、それを有資格者がどのように
使用しても(習った範囲内で)5倍を超える事は考えにくく、さらに約20%の
マージン(許容)を見ていると考えられます。

対して、カラビナやテープウェビングは破断荷重しかデータに記載されていません。
ガースヒッチ(ひばり結び)などでの強度低下を考慮に入れない場合は・・・プチン!

なので、それを使用する人は、資機材に対する知識は基より、
・訓練
・練習
・経験
・判断
を求められるのです。

絶対に“転落・墜落”事故を起こさないと誓った当社としましては、

「彼」や「彼に教わるであろう方々」に、是非とも当社の提供する

“Technical Work at Height - Training Program”
「高度高所作業技術訓練」

を受講し、安全で正しい知識と技術を身に付けた上で

現場作業に携わって頂きたいと願っています。


成果は環境次第

2008年8月27日 01:11 comment(0) [高所作業]

いつもコラム「R191」をご覧頂きありがとうございます。

先日、カヌーのジュニアワールドカップ“チェコ大会”から帰国した
「松崎結 選手」が、当社に大会報告をかねて、来社しました。

いろんなお話を伺ったのですが、日本との大きな違いとして、

「環境が全然違う」

との事でした。

それは、
・専用のコースがある。
・スラローム用のゲートが常設されている。
・小学生くらいの子供がコースを楽しんでいる。

「あんな所で毎日練習出来たら、もっと上手くなれるのに!」
と、悔しい胸の内を明かしてくれました。

それを聴いて

成果は環境次第

なんだなぁと痛感しました。



当社には、鉄塔に見立てたアルミトラスや、鋼管柱が屋内に立ててあります。

雨天でも、安全にトレーニング出来るようにとの思いで吹き抜けのある
ビルをみつけ、施設を作りました。


私たちは、月に1〜2回「タワーレスキュー」のトレーニングをしています。

実は、この「タワーレスキュー」って国内には何処にもノウハウがありません。

消防の「レスキュー部隊」にも・・・(あると云う話は聞いたこと無いです。)


アメリカではちゃんと「タワーレスキュー」と云うカテゴリーがあって、7日間で最高25万円くらいします。

当社は、いろんな資料を本場から取り寄せ、翻訳し、資機材を入手し、体得しています。

学べば、学ぶほど奥が深いのですが、その一端を講習会で教えています。



当社の実施する「高度高所作業技術講習」は、それを学ぶ環境を整えて

みなさんをお待ちしています。



安全帯は本当に安全?

2008年6月30日 01:50 comment(0) [高所作業]

いつもコラムをお読み頂き、ありがとうございます。

先日、墜落事故の事例を調べておりました。

建設現場での、足場からの転落・墜落事故の事例が
沢山出ていましたね。

いずれも、「安全帯」を着用していたのに
正しく使用していない為に事故に遭った模様でした。

結果的に
・作業者の怠慢や安全意識の欠如
・元請け、下請けの管理体制の不備
・TBM−KYの形骸化

と云う一般的なコメントで括られて終わっておりました。


もう一歩踏み込んで考えてみましょう。

「なんで、その被災者はルールを破ってまで「安全帯」を
 正しく使用しなかったのか?」

確かに、上記に記載したような「怠慢や欠如」は有ったでしょうが

それ以外に、「それをしない方が良い」と思える理由が
被災した本人には有ったのかも知れません。

・フックを掛ける場所が無かった、遠かった
・足元にしか掛ける所が無く、それだと意味が無いのでしなかった
・移動が頻発するのでめんどくさかった
・「安全帯」の有効性(安全性)を知らない(信用していない)

当社の「高度高所作業訓練」では上記の大半の問題点を払拭し

「技術に裏打ちされた安全な作業姿勢」の提案を提供できます。


前置きが長くなりましたが

「安全帯」ってなんでしょう?

ただの幅広のベルトに、少々では切れそうにないロープとフック
が付いているだけの物も「安全帯」って言われていますよね。

それを着用している監督さんを見かけますが、足場を歩いている時って
何処にも掛けていませんよね。(掛けると移動出来ないから)

安全ではない状態に陥っているにもかかわらず、
あるいは、危険な状態になるのに「安全帯」って変ですよね。
「安全帯」って云うネーミングがいけないような・・・

「何が言いたいの!」って思われますよね。

当社はこの状態を「Safety ZERO」の状態と云い、
“あなたは何にも守られていはい状態です”と云う事を認識してもらいます。


Never use 「Safety ZERO」の概念

と呼んでいますが、当社では「高度高所作業技術訓練」の講習を通じて
この概念を、しっかり学んで頂きます。


当社は、鉄塔であれ、電柱であれ、建築現場であれ、
安全な作業環境をみんなで築いて行きたいと思います。


長い文章になってしまいましたが、
最後までお読み下さって、ありがとうございました。

高度高所作業技術を一部見学公開

2008年6月20日 02:13 comment(0) [高所作業]

 

いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。


前回の投稿で土曜日講習を特例で開催する旨をお伝えしましたが、

以前から見学の希望をされている方に見て頂こうと思います。

それに伴い、さらに見学を希望される方を募集致します。

今の予定では
7月5日(土)午後を考えております。


公開出来るスキルは、現在検討中ですが、

実技の一部が可能かと考えております。
(柱上作業と塔上からのRescueの一部程度)

安全担当の方や、高所での作業の多い方の希望を
お待ちしております。

※全員の方から「目からウロコ」が落ちたと
     云わせる講習を実感して頂ける事と思います。
 
(撮影行為は講師、受講者の許可を必ず取って下さい。)
(ビデオ撮影は厳禁ですので、宜しくお願い致します。)

あまり広い場所ではない為、多人数では困るので、
事前にお問い合わせ下さい。(先着15名様程度?)


宜しくお願い致します。


 

4日講習について

2008年6月5日 23:23 comment(0) [高所作業]

いつもコラムを読んで頂きありがとうございます。

昨年、トライアルの時に受講頂きました企業様より要望がございました。

その会社は造船所構内での大型クレーンなどの設置や、
船舶の電気設備の設計・施工をされているそうです。

「うちの若い衆(社員)を受講させたいのですが、
     業務があるので2〜3人づつ受けさせたい。」
「それでも、4日間は正直やりくりが大変です。」
「なんとか若い衆を鍛えてもらえないかなぁ。」


その企業様には、大変お世話になっていますので、
変則的ですが対応策を提案させていただきました。
(ただ、4日間を縮める事はスキルが下がるので無理です)


1)救命講習とを切り離して開催
  (3か月以内で全課程を修了して頂く前提で)

2)救命講習を土曜出勤日にそちらの会社に伺い開催
  (高度高所作業訓練受講対象者以外の方の受講も可能)

3)高度高所作業訓練を土曜出勤日(3回分割)に出来るように別日程を調整
  (開催場所は弊社の施設)

4)コース参加人数による割引料金設定を、その企業様での参加人数にて適用
  (受講費用のコスト低減)

現在、日程の調整中です。


みなさんも、ご希望などございましたら気軽にご相談ください。
(弊社は電話の場合、トーキーが受信した後、
      折り返しご連絡を差し上げるシステムとなっております。)

体験コースのリクエストが寄せられまして・・

2008年5月20日 15:42 comment(0) [高所作業]

このWEBサイトを立ち上げたところ、多くの方が閲覧くださっているようです。

ありがとうございます。

その中のご意見で

「良さそうなんだけど・・・」
「会社にどう説明すればよいのかが・・・」
「体験コースは無いんですか?」

で、体験コースを検討いたしました。


本来、4日間でのコースですから、単に縮める訳にはいかないでしょう。

そこで「従来の安全帯+胴綱」と「フルボディーハーネス」の違いを軸に

1〜2時間程度のミニ講習ではいかがでしょうか?
(保険・施設利用料金として¥1500申し受けます)


これを機会に

・フルボディーハーネス
・レスキュー資機材
・ロープアクセス資機材

に触れて頂き、当社の提唱する「安全な高度高所作業技術」を

体験して頂きたいと思います。


本コース開催期間を除き、随時受付けております。

お問い合わせはこちらまで

フルボディーハーネスって難しい?

2008年5月9日 01:58 comment(0) [高所作業]

先日、お客様から現場でフルボディーハーネスについて尋ねられました。

・重たくない?
・窮屈じゃない?
・脱着が大変そう?
・道具が着けられない(腰袋やペンチ差し)


メーカーにもよりますが、重たくないです
当社で使っているものは軽いほうで 約、1.6kg位です
道具が無いから、余計に軽く感じられます。

窮屈さは感じたことないです
「フィットしている」感があります
(もっと締めたい)と思う時もあります。

脱着は・・・安全帯を3つ装着するくらいの大変さ(笑)
実際は「ズボンをはいて、サスペンダーをよっこらしょ!」って感じです。

道具は最初から身に着けません
だから、「逆さま」になっても落とすことがありません。

工具用バケツ(電工バケツ)に落下防止紐をつけて道具を運びます
バケツって腰にぶら下げたまま逆さまになっても中身がこぼれないです
物をぶら下げるためのベルトがハーネスには付いています。

吊るされている時、実は、結構快適です
柱上作業が長い時に安全帯を腰骨に合わせ直した経験ある方

「あと、1時間は作業を続けられます」



その他、特徴を挙げれば限がないのですが、
興味の持たれた方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

安全帯をフルボディーハーネスへ

2008年4月15日 00:41 comment(0) [高所作業]

当社は、2年以上も前から
フルボディーハーネスを使って高所作業を行っています。

ハーネスには色々あって、
墜落防止用のハーネスと、作業用ハーネスの2種類が在るのですが、
作業を行う訳ですから当然、作業用ハーネスになります。

これは、一般的に「ワークポジショニング・ハーネス」と呼ばれています。



逆さまになっても「安心」して作業出来ます。(怖いけど・・・)



当社で受講された生徒さんにも好評で

「最近、腰が痛くなるので鉄塔に登りたくなかったんです。
 コリャらくじゃ!なんでもっと早く教えてくれんかったん(怒)」

メリット、デメリットはそれぞれあります。
考え方も「ひと」それぞれ。

しかし欧米では、実際これを使用しています。
軍隊・Rescue部隊・消防隊・etc

少し大袈裟かもしれませんが、



墜落=生命の危険



この事実はかわりませんね。


このWebサイトをご覧になった皆さんには、是非とも体験して頂きたいと思います。


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