バウラインとフィギュアエイトのノット

2015年10月11日 19:01 comment(0) [高所作業]


いよいよ「秋」本番となりましたね。
食べる物が美味しい季節です。

ロープを扱う業界では、たくさんの結び方が存在します。
どの結び方を選択するかは、実施する人によって違ってきますが、
どんな条件で判断し選択しているのでしょうか?

○ロープ
・材質
・構造
・伸び率
・太さ
・しなやかさ

○目的・用途
・対象物の結着性
・対象物の想定重量
・「足」の長さ(結び目の出幅)
・分岐や枝の有無と負荷方向

○その他
・アクシデント時の衝撃
・結索の速さ、容易さ、
・絶対に「解けない」安全性

と云った処でしょうか。


習得しているスキルによって
・フィギュアエイト系
・バウライン系
に分かれると思いますが、みなさんは主にどちらを選択されますか?

一般的にはフィギュアエイト系の結びが多いでしょうかね。
私は、基本的にバウライン系です。

どちらが良い・悪いとかじゃなくて。。。
私は、どちらでも良いと思っています。

それぞれに歴史があり、メリットとデメリットがあります。

何がどう違うのか、ちょっと整理してみましょう。

まず、フィギュアエイト系
○メリット
・シンプルで間違いが少ない
・リング荷重でも解けない
・比較的に結び目が小さい

●デメリット
・高負荷が加わると解け難い
・最初に結び目を作る必要がある

次にバウライン系
○メリット
・高負荷が加わっても解け易い
・後から結び目を作れる
・色々なバリエーションがある

●デメリット
・シンプルではあるが、バリエーションが多く間違えやすい
・リング荷重が加わると解ける可能性が有る
 (だから末端処理が必要になります)

意味が「ちんぷんかんぷん」の方はバウライン系の結び方を極めて頂きたいと思います。


比較すると見えてくるのは、メリットとデメリットが相反していますね。
でも冷静に考えると分かりますが、フィギュアエイト系のデメリットは
補う方法がありません。
バウライン系のデメリットは訓練や知識によって補うことが出来ます。

ご承知のようにバウライン(Bow Line)とは俗に「もやい結び」のことで
船首(Bow)のロープ(Line)の意味で「大航海時代」からある言葉です。

当時のロープは「三つ打ち」なので解ける心配はありませんでした。
現在でも船舶の業界ではそのまんまです。
(ダブルブレードやカーンマントルのロープでもそのまんまなので怖いですが。。。)

我々が思うに、皆さんが知っているバウラインは「未完成状態」の結びのままだと。。。
(未完成ならば解けて当然ですよね。)


私が皆さんに伝えたい事は、用途に合わせて最も適した結び方を選択しましょう。
ということです。

確かに、フィギュアエイト系だけでも「何とかなる」かもしれませんが、
それでは高いスキルが身に付きませんし、国際的なロープアクセススキルとは
呼ばれない気がしませんか?

当社が学んでいる

「Ropes that RESCUE」

のReed Thorne先生はこんな事を教えて下さいました。


イメージ

※加筆 (Oct/13/2015)
当社のノットアカデミー(KnotAcademy)コースでは殆どのノットを
用途や強度、利点・欠点も合わせて習得して頂けるコースです。
(ここまで詳しい「結び」のコースは国内にはございません)



ロープ高所作業従事者の救出

2015年10月1日 16:30 comment(0) [Rescue]


涼しくなってきましたね。

来年から日本でもロープによる高所作業が認められます。

「特別教育」の中には組み込まれていない「救助のスキル」を学んでおくことは、安全管理上必要です。

また、現場では救助を行う方にもスポーツクライミング用具から産業用ロープアクセスに特化した資機材、旧式の技術から最先端の技術までの幅広い知識が求められるでしょう。

日頃から研鑽を積んでおきましょう!



カレンダー

2015年 10月

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

ABOUT

Onsight System inc.

カテゴリー

最近の投稿

アーカイブ

リンク

フィード