身近で起こった交通事故・・・2

2009年8月30日 22:22 comment(1) [救護・手当て]

早速ですが、身近で起こった交通事故(1)の続きです。
(1)をまだお読み頂いてない方は、お読みいただいてからが宜しいかと思います。

皆さん、よく考えてみて下さい。

「応急手当て」ってなんでしょう。なぜ、必要なのでしょう。


当社は、MEDIC First Aid(R)(略称:MFA)と云う民間の救急救命と手当てのプログラムを教えています。

それは、私が、「事故発生現場」において最も有効な「手当て」を被災者に提供できる
内容となっていると私自身で比較・検討をしたからですが、その決定的な違いは、

・生命にかかわるような緊急事態に気づき、安全に管理する。

・怪我や病気の発生に対し、効果的な応急救護が
 「生か死」
 「早い回復か長期療養」
 「一時的な障害か永久的に残る障害」
 を左右する。

・そのスキルをただ「学ぶ」のではなく、
 「見る」
 「聞く」
 「実行する」
 「話す」
 「感じる」
 と云う“五感”をフルに使った訓練プログラムによって、
 自信を持ってスムーズに実行(提供)出来るスキル能力を身に付けられる。

そう云った裏付けの基に選んでいます。

いざと云う時に、せっかく時間を使って習った事が「出来なかった」では洒落になりませんよね。


この追突事故でMFAのスキルを持った方が、他にいらっしゃれば掲載内容が違っていたかもしれません。

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@「被災者」の搬出
この事故の場合、受傷した被災者を動かしてはいけません。

追突事故に遭った人は、「ムチ打ち」と呼ばれる頚椎の痛みを訴える事が多いのは、
誰もがご存じのはずです。

最善の方法は、意識を確認した後、頭部を手で固定(用手固定)し続け、呼吸を確認しながら
救助隊の到着を待つ事です。

怪我によって「車椅子生活」を余儀なくされている方の半数以上の方は、
受傷直後はまだ感覚が有ったとの報告があります。正しく搬送されていれば、
「車椅子」は不要だった“かも”しれません。

車両が炎上する可能性がある。
呼吸が止まった。

その、2つに該当しない限り、決して動かさないでください。


A意識の確認
意識を確認するために体を揺すってはいけません。
テレビドラマ等の影響でしょうが、無意味であるばかりでなく、頚部の損傷を拡大させます。

最善の方法は、怪我をしていない肩などを軽く突いて確認します。
その時に「自分が手当てしますよ」とか「手当ての訓練レベル」や「自分の名前」を
伝えて、被災した方をなるべく「安心」させてあげられればベストですね。


B頭部・脊椎の固定
救助隊の方が首を固定したのは、追突事故による「高エネルギー外傷」と判断されたのでしょう。

最近、事故発生現場での救急隊の一時救命処置が変わってきています。
「救急救命士」さんが消防の方には沢山いらっしゃいますし、その方達は、さらに「JPTEC」
(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)と云う、病院前の外傷観察・処置標準化プログラム
を学ばれています。

なので、救命率も飛躍的に向上してきたのでしょう。


C病院での対応
頭部・脊椎を固定されて搬送された病院で、詳しく診察もせずに保護材(SKED等)を外された
らしいのですが、なぜでしょうか?

救急隊が必要と判断して装着したのですから、ちゃんと診察した後に外して頂きたいと思いました。

ただ、私は素人ですから、何か事情が有ったのかもしれません。けれど、被災者がこの処置に対して
「不安」を抱いたのは確かです。
(事故の処置後被災した方は病院を変えたそうです。)

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先に皆さんに尋ねました。

「応急手当て」ってなんでしょう。なぜ、必要なのでしょう。

お解りのように、CPR(心肺蘇生法)やAED(体外式除細動器)の操作だけが応急手当ではありませんね。



いつでも、どこでも、誰にでも遭遇する可能性は有ります。

その時、大切な人の「命」を守ってあげられるのは「あなた」です。


それを学ぶ機会を私たちは提供します。

「学ぶ」「学ばない」の選択は自由ですが、
「学ばない」選択の先には・・・・・・・・ご承知の結果と向き合う事となるでしょう。


「救助の手」を差し伸べられる市民が一人でも多くなるように頑張ってまいります。



身近で起こった交通事故・・・1

2009年8月29日 18:19 comment(1) [救護・手当て]

まだまだ、暑い日が続いています。

気が付いたら前回のコラム掲載から2カ月近くも経ってて・・・

m(_ _)m


先日、私の友人で女性のMEDIC First Aid(R)受講修了者の方が
自動車同乗中に追突事故に遭いました。

詳細の報告は受けておりませんので、断定できない部分が在るのですが、
誰でも遭遇する可能性がありますので、判る範囲で掲載させて頂きます。

掲載するに当たり、非常に悩みました。
これは、当事者の方々の行動を非難したり、追及したりするのが目的ではなく、
誰もがその「現場の状況」におかれれば、そうするであろう行動から、
きちんと学んで「最善の行動」を考えるきっかけにして頂きたいとの
一念で掲載に踏み切ったことを、ご理解頂きたいと思います。


**********************************

8月上旬のある日、交差点の手前で停車中(赤信号か右折待ちかは不明)
後方から来た車両(車種、種別不明)が最後部停車車両に追突。
追突の衝撃で最後部の車両がその前の停車車両に追突。
さらにその車がその前の停車車両に追突。

4台が絡む追突事故でした。

彼女は停車車両の後ろから2台目に乗っていました。(車種、種別不明)
(運転はしていなかったそうですから、助手席か後部座席でしょう)

想像するに、とても大きな衝撃だった事でしょう。

**********************************

さて、ここからは彼女の身に起きた事と、((心で思った、感じた、声に出なかった))事を
聞いた範囲で順を追って書いて進んでいきます。


・事故発生直後
何か大きな衝撃を受けて軽いショック状態で、意識レベルが低下している様子。

((片手がしびれているような・・・・??体が痛い))


・手当ての開始?
何人かによって車両から引きずり出されているが良く分からない状態。
おそらくショック状態

((んん〜ん?))


・現場の状況?
車両の傍らに降ろされたのか?オイルらしき液体が流れるのを目視で確認。

((私はここで終わるんだろうか・・・んん〜ん?体が痛い))


・意識レベルの確認?
「大丈夫か!しっかりしろ!」と彼女の肩を持ち、揺すりながら意識を確認するAさん。
(Aさんは彼女の友人です。運転者か同乗者か同伴別車両かは不明)

((んん〜ん触らないで〜!体の何処が痛いのか判んないけど痛いよぉ〜))




・(省略・・・意識が有ったのか無かったのか・・話に無かったので)




・受傷者搬送
頚部を(ヘットイモビライザー?SKED?Oregon Spine Splint?)保護をされ、
救急車にて病院へ搬送。

((んん〜ん?救急車ってガタゴトしてて乗り心地悪っ!イタいイタい!))


・治療・処置
病院到着後「えーと、これ邪魔だね!外そう」と病院の先生。(もっと乱暴な発言だったかなぁ?)
その保護材を外すのを手伝う救急車の隊員。

((痛いよお〜・・そ〜っと優しく外して下さいよぉ〜))



**********************************


私の伺っている話はここまでです。

彼女は診察の結果、通院3週間と診断されました。

皆さんは、どう感じましたか?

実際、これが普通の出来事であり、ごく、当たり前の対応でしょう。




次回はこれを元に考えてみようと思います。






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