事故の続報です

2009年2月26日 01:22 comment(2) [高所作業]

只今、岡山に出張中です。

ホテルにはインターネットの環境が整っていないので、
イーモバイルで頑張っています。


先日の続報が届きました。

速報でも記載していました「ベルブロック」が現場には設置されていたそうです。

しかし、「それを留めた所に問題があった。」との事でした。




「電気屋さん」は腰のベルトにたくさんの道具を付けていますね。

私の知人に
「幼少の頃、家に電気屋さんが来て(かっこいい)と思った」
のがきっかけで電気屋さんに憧れて今の職業に就いた。
と、おっしゃっていた方がおられました。

私も、学校を卒業して電気工事の会社に就職した時、
「これが、君の“腰道具だ”」って支給された嬉しさを思い出します。

そのベルトに「工具袋」「ペンチ挿し」「ドライバー挿し」を使い勝手の良いように
色々と取り付けたりしました。(初々しかったなぁ)


最近、ホームセンターや工具専門店に行くと、様々な「ベルト」取付用品があります。
その中に、特に注目しているのはベルト装着タイプの「まがい物カラビナ」です。


今回の「墜落事故」は本来ベルトに装備されている“D環”ではなく、
間違えて「まがい物カラビナ」に「ベルブロック」を掛けたのではないか?

との事でした。


製品には、注意書きが「言い訳」のように記載してありますし、
ここでは、その商品に対して云々とは言いません。
(ちゃんと使用すれば、大変便利な商品だと思っていますから??)

とても便利な商品だと思います。が、
これが原因であると思われる墜落事故の報告が、たくさんあります。


何が問題でしょうか?

掛け間違えたのが「問題だ」としてしまえば、それはそうなのですが、
私の言いたいのは、

「掛け間違えてしまう」ものなんです。(間違えるんですから!)


事故事例を見てみますと、

・まがい物カラビナに掛けた。
・ペンチの握り部分を“D環”と思った。
・ヤッケが挟まっていた。
・ジャンバーのポケットに掛けた。
・etc

どうですか、全て“間違え”でしょ

自分に置き換えてみてください。
胴綱を架け替える度に、100%目視によって確認していますか?

私は、何度も掛け間違えそうになりましたし、実際間違えて、気が付きました。

一度だけ、間違えに気が付かない時がありました。
それは、“D環”に掛けてあった「補助胴綱」のフックと“D環”の2個を咥えていました。



「間違え」は何時でも、誰でも起こしてしまうものなのです。
今、業界の中でも「ヒューマンエラー」を無くそうと、躍起になっていますね。

ある程度は、発生を抑えられるでしょうが、“O災”が可能でしょうか?
研究によると、間違えを起こすまいとすればするほど、発生率が上がると言う説もあります。



(間違えが起きても、最悪の事態は確実に回避できる方法。)

これを、真剣に考える時が来ていると思いませんか。





先程、また「死亡災害」の速報が入ってきました。

(ビルの屋上での作業中に地上へ転落・・・・・・・・・・・死亡が確認されたそうです)



墜落事故の速報について

2009年2月11日 01:09 comment(1) [高所作業]

先日、墜落死亡事故の速報が入りました。

詳細が不明なのですが、一般的な部分を抜粋した上でお伝えいたします。

******************************

通信工事工の30歳代の男性が、午後の作業にかかって、約20分くらい経った頃、
40mシリンダー状の鉄塔の、およそ15mの高さより墜落。

(グランドフォール)

15分後に救急車到着。病院搬送。

墜落の2時間後、死亡確認。



大変、いたたまれない、
投稿していて辛く、悲しい事故です。

ご遺族の方々には、深く哀悼の意を表したいと思います。


******************************

この方の「命」を無駄にしない為に、考えてみましょう。

この方は、なぜ墜落したのでしょうか。

・昼食後で、体が重たかった?(脳や体に血液が回っていなかった)
・シリンダー柱の直径が太くて胴綱が回らなかった?
・胴綱のフックを掛け間違えた?
・補助の胴綱を掛けていなかった?
・スカイロック安全器を使用していなかった?

いずれにしても、一番上以外は、この方の「失念」と云うところで
片づけられてしまうのでしょうか。


もう少し、深く考えてみましょう。

******************************
まずは、個人用保護具(PPE)

日本の「安全帯の規格」に合致した安全帯を使用し、それに適合した胴綱、補助胴綱を
着用していたと思われますが、なぜ、それを使用していたのでしょう?

普段の電柱とかの柱上作業では、一般的であり、普通に使用出来る「胴綱」ですが、
直径が1m以上もあると思われる柱には適していませんよね。

また、電工さんの使用している「安全帯」は墜落を安全に止める構造になっていませんし、
高所で作業する為に作られていません。

ハッキリ言いますと、高所作業において「作業員の安全」を守れない、
安全対策の為の「安全帯」なのだと思っています。

(安全帯は現場入場の“パスポート”みたいな)

現場で見聞きした事ありませんか?
「とりあえず「安全帯」は着けておいて!」とか
足場の上を移動している監督さん(安全帯は着用している監督さん)
(フック付きランヤードを2つ着用していないと、移動中に「無胴綱状態」になりますよね)

******************************
次に安全作業の設備

この現場に、「墜落を安全に止める」目的の設備はあったのでしょうか?

スカイロックの設備は「安全に昇降」する設備のはずです。
「安全帯」「胴綱」「補助胴綱」は個人用保護具です。

その、個人用保護具をかけ忘れたり、間違えが発生した時に機能するのが、
「墜落を安全に止める設備」ではないでしょうか。

「ベルブロック」と云う商品があります。実際、現場にあったかもしれませんが、
使用されていなければ意味を成しませんね。

******************************
最後に救命活動

その現場に居合わせた訳ではありませんので、何とも言えませんが、
救急隊が来るまでの間、その現場に居合わせた同僚の方たちによる「救命活動」が
どれほど行われたのでしょうか?

分からないなりにも、一生懸命行われたと思います。

しかし、もしもその場に十分な訓練を受けた方がいらっしゃったなら、
結果が変わっていたかもしれませんね。

******************************

私たちは、高所での作業において、
・危険は自分で担保するもの。
・自分の「命」を犠牲にして良い仕事はどこにもない。
・自分の「命」を最優先
・仲間を危険に晒さない
・必ずバックアップの対策を行う
と言い続けています。

しかしながら、多くの作業現場で、発注者様、元請さん、監督さんから
「外国のフルボディーハーネスの使用を認めません」とか
「クライミングまがいの危険な行為」と云った、
根拠のない、無知識な発言に驚かされています。
(墜落を防ぐために考えられている技術や資機材なのに・・・・・)


諸外国では、その使用が当たり前の状態であり、国内でも消防のレスキュー隊などが
導入し始めている「作業者の安全を守る資機材」が、

日本の「安全帯の規格」に劣るなんて言う「ナンセンス」な発想

「御上の決めた事に従っていれば、最悪の事態が起きても責任は免れる」と云った
消極的な罪(怠慢・未必の故意)的なものの考え方は、政治家だけで、

いい加減、終わりにしてもらいたいと思います。

この資機材や技術が、日本の「高所作業の常識」となる日が来るように
当社は、頑張って参りたいと思いますので、
皆様のお力添え、応援、宜しくお願い致します。


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