成果は環境次第

2008年8月27日 01:11 comment(0) [高所作業]

いつもコラム「R191」をご覧頂きありがとうございます。

先日、カヌーのジュニアワールドカップ“チェコ大会”から帰国した
「松崎結 選手」が、当社に大会報告をかねて、来社しました。

いろんなお話を伺ったのですが、日本との大きな違いとして、

「環境が全然違う」

との事でした。

それは、
・専用のコースがある。
・スラローム用のゲートが常設されている。
・小学生くらいの子供がコースを楽しんでいる。

「あんな所で毎日練習出来たら、もっと上手くなれるのに!」
と、悔しい胸の内を明かしてくれました。

それを聴いて

成果は環境次第

なんだなぁと痛感しました。



当社には、鉄塔に見立てたアルミトラスや、鋼管柱が屋内に立ててあります。

雨天でも、安全にトレーニング出来るようにとの思いで吹き抜けのある
ビルをみつけ、施設を作りました。


私たちは、月に1〜2回「タワーレスキュー」のトレーニングをしています。

実は、この「タワーレスキュー」って国内には何処にもノウハウがありません。

消防の「レスキュー部隊」にも・・・(あると云う話は聞いたこと無いです。)


アメリカではちゃんと「タワーレスキュー」と云うカテゴリーがあって、7日間で最高25万円くらいします。

当社は、いろんな資料を本場から取り寄せ、翻訳し、資機材を入手し、体得しています。

学べば、学ぶほど奥が深いのですが、その一端を講習会で教えています。



当社の実施する「高度高所作業技術講習」は、それを学ぶ環境を整えて

みなさんをお待ちしています。



「高度高所作業技術訓練」の始動

2008年8月15日 02:48 comment(0) [一般]

いつもコラムをご覧頂き、ありがとうございます。

まだまだ暑い日が続きますね。みなさんはいかがお過ごしですか?


またまた、前回の続きです。

そんな時、救急救命のインストラクターとして人に教える民間の機関と出会いました。

救急医療の先進国のアメリカでは、30年以上も前に誕生した一般市民レベルの
応急救護の手当の訓練プログラムです。

MFA JAPAN(当時EMPジャパン)さんで、この訓練プログラムの
日本の独立法人なのですが、非常に分かり易く、丁寧で、いざと云う時の実施率が高く、
民間と云うだけあって、実に良く考えられた内容でした。

その内容は、国内ではあまり根付いていない「感染予防の為のバリアの着用」や
「生命を支えるための基本スキル」「心停止のためのCPR」「AEDの使用方法」を
現場では特に有効であるという判断から、躊躇なくこの導入を決めました。


これまでに「安全な資機材」「救急救命技術」を学びました。

後は、「安全な技術」と「救助技術」ですが、今から自衛隊に入隊する訳にもいかず
学べる機関を探しました。


レスキュー講習会を企画・運営する会社で、その名もずばり「レスキュージャパン」さん

レスキューの分野に於いても先進国のアメリカで、
プロレスキュアーのカテゴリーにも導入されている“RESCUE3”

その救助技術を国内で、主に消防関係、警察関係に指導されている会社さんで
サイトにはブログがあり、最新の救助技術や本場アメリカでの研修で得た情報を
発信していて、とても参考になります。

レスキュー技術の内容は、非常に厳しく、しかも安全で、哲学があり、なにより
救助の理論は高度で、山岳救助とは全くの別物でした。


これにより、高所作業のバックボーンとなる
・安全な資機材
・安全な技術
・救助技術
・救急救命手当ての技術
のすべてのカテゴリーを学びました。

やっと、当社の目指す「高度高所作業技術訓練」の基礎が整いました。


その後、トレーニングセンター施設に使えそうな倉庫を探し、柱上作業用の鋼管を建て、
訓練用タワーを庫内に建て、ボルダリングウォールを作りました。

でも、一番大変なのは資料(テキスト)の作成でした。
施設や資機材は探して購入すれば揃える事が出来ますが(費用が掛って大変でしたが)、
現存しない「教育プログラム」を作成する事は、全てが手探りで・・・

いろんな文献を探し、海外から書籍を取り寄せ、翻訳し、データを収集し、
メーカーに偏らず、利点、欠点を同じく扱い、著作権に触れないように
自分で理解し、解釈した言葉で記載し、説明写真を撮影してと・・・・

テキストの作成には約8ヶ月の時間を費やしました。

さらに人数分の資器材を入手して・・・・・・


やっとの思いで「高度高所作業技術訓練」
Technical Work at Height - Training Program(TWAH-T)
の開業にたどり着く事が出来ました。


これも偏に、いろいろな資料やデータを公開して下さっているメーカーさん、
資機材を購入させて頂いた代理店さん、レスキューの先生、
MFA JAPANの皆さん、トライアル講習を受講して頂いた生徒さん、
その他、たくさんのご協力下さった方々、この場を借りて、御礼申し上げます。


今、“あなたは何者”

と言われたら迷わず

「高度高所作業技術訓練」の講習をしているオンサイトシステムです。

と答えます。


本当に長々としたコラムを最後までお読み頂き、ありがとうございました。




資機材を検証すると・・・

2008年8月14日 09:58 comment(0) [一般]

いつもコラムをご覧頂き、ありがとうございます。

私の知人で「コラム」を楽しみにしているので、もっと頻繁に更新して・・
と言うのがいまして。

文才のない私には、結構時間がかかってしまって大変なのですが。


前回の続きです。

その資料に目を通しながら「!!??」

そこには、フルボディーハーネスの着用による高所作業の業務を推奨する趣旨の
内容と、そのメーカー、カタログ、使用中の写真etc・・・

「なかなか、良い対策だなあ」と思いながら資料を読み進めていると、

記述を正確に覚えていないのですが、
「腹部中央・胸部にD環が有って安全に吊ることが出来ます。
背中にもD環が有って前面で作業性が悪ければ背面で・・・・・・・」
みたいなことが書いてありました。

ちょっとまった!

確かに、云われる所にD環は有りますが、塔上で、背部で宙吊りになった場合、
自力で何とか出来るの?出来なければどうやって救助するの?
普通に考えれば、無理な事は明らかですね。

「こんな段階で導入されたら大変な事になる。」

そう思い、ご意見を申し上げようと思ったのですが、

“あなたは何者”

と言われたらなんて答えればよいか、見つかりませんでした。

それからです。
色々な文献を探し、読み漁り、・・・

まず、資機材から学びました。
大変役立ったのが、Petzl社(フランス)の資機材です。
日本に「株式会社アルテリア」と云う、とてもしっかりした輸入代理店があって
そのWEBサイトは、日本語での取り扱い資機材の説明はもとより、具体的な使用事例や考え方
誤った使用方法の注意など、とても素晴らしく、大変参考になります。

幾つか、そこから資機材を購入し、現場での有効性を確立するために検証を始めました。

(しかし、それでも“あなたは何者”と云う問題は払拭出来ていません。)

検証を重ねて行くうちに、新たな問題が浮かび上がってきました。
取り寄せた資機材のほとんど全てに「警告」が記載されていて、それは次のような内容です。

・製品を使用する高所作業は、危険が伴います。
・製品使用の行為や判断は、使用者自ら責任を負うこととします。
・使用前には、適切なトレーニングが必要です。
・使用方法を熟知して、なお且つ、責任能力が無ければ・・・使用しないで下さい。
・適切な説明や指導を受けることを勧めます。
・etc

さて、困った。習う所がない。
どこで、誰に、どうやって習おうか?メーカーさんを呼ぼうか?

そんな事を考えるうちに、習う場所・機関が無ければ、みんなも困っているはず。
ならば、自分たちで作ったら・・・と思い始めました。

教えて行くのに何が必要だろうか。
・安全な資機材
・安全な技術
それでも、何か起きた時どのように対処するべきか?
・救急救命技術
・救助技術

そんな時、救急救命のインストラクターとして人に教える民間の機関と出会いました。

またまた 長くなりそうなので、以下は次回で・・・

高所作業を教え始めたきっかけ

2008年8月14日 01:22 comment(0) [一般]

いつもコラム「R191」をご覧頂き、ありがとうございます。


今回は、当社がどうして

「高度高所作業技術訓練 TWAH-T」の体系化したのかを書きましょう。


およそ6年ほど前の事です。私は以前勤めておりました会社で、
市町村の防災行政無線、自動車携帯電話の基地局設備工事と云った高所の作業を
計画・監督・実施する部門で業務を行っていました。

その頃、業界内では立て続けに「墜落災害」が発生する事態が起こり、
私と同世代の方が「命を落とす」と云う痛ましい“事故速報”を目にしました。

その時のやりきれない感情は、今でも忘れられません。


当時、私は学生時代にやっていた「クライミング」の資機材(エイド系)を活用しながら
安全そうに業務を行っておりました。

・この業界のみんなが、この技術を活用すれば墜落事故は無くなるのでは?
・もっと楽で、安全な良い方法が有るのでは?
・自分だけ知っていていいのか?
・みんなに広める責任が自分に有るんじゃないだろうか?

そんなことを考えながら、いろんな資料をあさり始めました。

よーし、と思った矢先です。

会社の雲行きが怪しくなってきまして・・・同業者と合併するとか・・・
その流れに流されるのが、自分的にはとってもイヤで・・・

会社を退社する事となってしまいました。


他の目的もあって独立した訳ですが、
どう云う訳か声を掛けてくださる方々は、前職の関係者ばかりで・・・

ある方にこう言われました。
「お前さんが独立した話をしたら、みんな「何とか協力したらんといかんのぅ」
と言うとった。それは、お前さんの今までの行いが間違えとらんかったと言う事や。
それを肝に銘じて“頑張る”んならワシも協力は惜しまん。」と
(本当に、心より感謝致しております。)

おかげさまで、少しづつ、順調に成長してきました。


ある時、またしても「墜落事故」・・・死亡事故でした。

その対応をした方が、私を懇意にして下さっている方で、工事の中断はさることながら、
警察、消防、労働基準監督署をはじめ、会社の見た事も無い社長、役員、安全担当の連絡対応と
寝る暇もないほど大変だったと伺いました。

それから少しして、再発防止策の暫定版が回覧として回ってきました。
内容としては、費用もかかるので、当面は拘束力のない「指針」案としてでした。

その資料に目を通しながら「!!??」



長くなりそうなので、以下は次回で・・・

カヌー・ジュニアワールドカップの成績

2008年8月11日 15:17 comment(0) [一般]

まだまだ暑い日が続きますね。

みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?


先日、チェコにてカヌーのジュニアワールドカップが開催され、
当社で応援している「松崎 結」選手も大会に参加されました。

大会の結果は、予選、決勝と順当に進み、39位(52名中)と“大健闘”でした。


現地到着後、体調を崩すアクシデントの中(2日間練習出来なかったとか)
本当に、良く頑張ったと思います。

大会終了後、ドイツの人工スラロームコースまで行って練習してきたとの事で、
また、一段と腕を上げられた事でしょう。

2012年のロンドンで開催されるオリンピックには
きっとすごい選手になっている事でしょう。


当社は、今後も出来る限りの応援してまいりますので、
みなさんも、応援よろしくお願い致します。

最後に、
「松崎 結」選手・・・本当におつかれさまでした p(^o^)q


カレンダー

2008年 08月

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

ABOUT

Onsight System inc.

カテゴリー

最近の投稿

アーカイブ

リンク

フィード